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コラム

介護福祉士と看護師は何が違うの?

介護福祉士になろうと考えている方の中には「介護福祉士と看護師」何が違うのと疑問に思っている方がいると思います。

介護と看護の違いについて

介護と看護の違いについてお伝えしたいと思います。

私自身は、看護師として病院で働き、その後長く在宅介護現場で働いてきた経験があります。

介護福祉士は「日常生活の支援」が主たる業務の「福祉職」です。

そのため、利用者の生活の維持や向上を目的として、教育内容も生活とは何か、利用者の思いや楽しみをどのように支援してゆくかを主として学びます。

看護師は「療養上の世話と診察の補助」が主たる業務の「医療職」です。

そのため、利用者の健康回復を目的として、教育内容も療養上の世話に関する内容と医学的知識を主として学びます。お互いが学ぶ内容は、重なる部分もありますが、その専門性において方向性は少し異なります。また、福祉職と医療職は、どちらが上でという関係性ではありません。お互いがその専門性を生かして、利用者を見守るための連携してゆくものです。

在宅介護現場で介護福祉士の皆さんから多くの事を教えてもらいました。その中でも重要だなと感じたのは、相手の立場になって考えるということでした。看護師も同じように考えることが重要だと学んできましたが、病院では、健康のためにしてはいけないことが多くありました。そのため、相手を思うことよりも、今自分がすることの優先度が高くなっていました。ある時、私を受け入れてくれない利用者に「なぜ、私の言うことを聞いてくれないんだろう」と悩む私に、一人の介護福祉士さんが「あなたが一番ではないでしょう。もっと利用者さんの思いを知ろうとしてください」というアドバイスをいただきました。そのことがあってから、あんなに悩んだ利用者と笑って話ができるようになった経験があります。

介護職の現場

在宅介護現場では、利用者の思いを形にするため、一緒に考え、一緒にすることの優先度が高くなります。ともに喜び、悲しむ、利用者の立場に立って考えることで、自分を高められるのが、介護福祉の現場であると思います。

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この記事を書いた人

白井 孝子 先生

東京福祉専門学校副学校長。看護師、介護支援専門員。葛飾福祉館理事。 労働省内診療所にて看護師を経験後、その後東京福祉専門学校設立に携わり輩出した学生は2000人以上
座右の銘
実るほど頭をたれる稲穂かな

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