本文へ移動する

コラム

大卒と専門卒の給与の違いについて

大卒と専門卒による給与の違いは?

大学を卒業した方が、専門学校を卒業するより、給与が高いというイメージはありませんか?果たして実際はどうなのでしょう、学校卒業後の初任給から考えていきたいと思います。

東京労働局の「平成29年度3月新規学校卒業者の初任給調査結果」(引用:http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/jirei_toukei/_121239/_122820.html)では、

中学校・高等学校・短大(高専を含む)・大学(大学院)・専修学校等卒業者に対する初任給がまとめています。

専修学校は、専門学校(入学資格は高校卒業者)の他にも高等専修学校(入学資格は中学校卒業者)等も含まれますが、一般的に給与は、専門学校卒の方が高い傾向にありますので、専門学校卒業として参考に見ていきます。

給与幅は縮小している!?

調査によると、大卒の初任給は205,000円、そして専門卒の初任給は190,000円となり、15,000円の開きがあり大卒の初任給の方が高くなっています。

しかし前年と比較すると、大卒は1.0%、専門卒は1.3%給与が増えています。つまり、専門卒の初任給が大卒と比べて少しずつ、縮まってきていると言えます。

一般的に、給与の違いは、就学期間の差が大きく影響していると言われ、1年制から4年制まである専門学校は、4年制大学に比べて低く、さらに給与幅が大きくなる傾向にあります。そのため専門卒の初任給は、19万以下が全体の約65%、20万以上が全体の35%になっています。

意外!!実は低くない!?

それでは、専門卒後、初任給20万円を超える産業を見ていくと、意外な事実が分かりました。保育士や幼稚園教諭等の「教育・学習支援事業」は、200,000円(前年比6.2%増)そして、介護事業や社会福祉等の「医療・福祉」は206,300円(前年比7.2%増)となっています。

これらの業界は、社会的に多くの人材が求められていることに応えるように、前年度からの給与の増加率も高く、「医療・福祉」については、全体の大卒の給与よりも高くなっています。

最後に

専門学校は専門職に就くための知識や技術を学ぶ場所ですので、就職する業界や職業自体が大学卒業の方とは異なる場合が多く、一概に専門学校卒業の方が大学卒業の方よりも賃金が低くなるとは言い切れません。そして個人の能力によって、賃金に差が出ることは珍しくありませんので、その点を考えても学歴だけで今後の給与は決まってこないと言えます。

カテゴリー
タグ

この記事を書いた人

高野 大輔 先生

大学卒業後、大手旅行会社に勤務しその後、東京福祉専門学校キャリアセンター責任者。現在は卒年次の学生に向け、面談や授業などを通して学生の就職活動をサポートしている。
座右の銘
無言実行

記事をシェアする

ページの先頭へ