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コラム

29年度後期の保育士試験は難易度的にどうだった!?

10月に実施された後期保育士試験について、全体的にどうだったかを、お伝えしていきたいと思います。

全体的には傾向変わらず、しかし「ラスボス」科目に異変あり!

まず全体的な問題の難易度は、近年の傾向と同じく全体的には変わりません。保育実習理論や保育原理など、保育所保育指針などを基にしたベーシックな科目は基本的な知識を問われたり、一定程度常識的な内容の問題も組み込まれており、知識だけでは解けないという問題は減少傾向にあると思います。これは、専門的な知識を必要とする「子どもの食と栄養」や「子どもの保健」、「保育の心理学」にもあてはまります。「重箱の隅をつつく」ような問題も無くなりはしませんが、その割合は減少しています。

さて、今まで難易度が高く、「最後の難関=ラスボス」とも呼ばれていた「教育原理」と「社会的養護」のニコイチ(両方6割取れないと、両方不合格になる科目)はどうだったでしょうか。

このニコイチ科目が、実は今回かなり平易な問題となりました。受験をした方の中でも、少し拍子抜けした方もいらっしゃったのではないでしょうか。模試ではぎりぎり6割だった方も、本番では8割~9割程度取れているなんて声も聞かれました。次の試験がどうなるかは油断できませんが、ニコイチ科目は片方を落とすと、次回両方受験しなければいけない科目になるため、もしかしたら出題者の配慮が入ったかもしれません。

難しくなった科目は?

では逆に、難かしくなっている科目はないのか?それがあるんです。その科目は・・・ずばり「社会福祉」です。この科目は、元々保育と直接関連する項目が他の科目に比べて乏しく、全体的な社会保障制度(例えば年金制度・生活保護制度・介護保険制度など)の中から出題されることがあります。さらに、以前は事例問題で、なんとなく常識的に判断すれば解けるような問題もありましたが、近年はそういった事例問題はかなり絞られ、その事例の中でも制度や法律の知識を問われることが多くなってきました。ただ、今回の社会福祉の問題は、難易度でいうと「上の下」くらいです。問題文を良く読むと、理解できたり、基本的な知識と結び付けられたりする問題が散見されました。落ち着いて、知識を定着させていくことが大切になります。

次の試験は4月になります。今から反復して知識を身に付けていくことが大切ですね。

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この記事を書いた人

菊地 慶 先生

学生サービスセンターにて、学費・奨学金手続きの担当を行い、多くの学費相談対応を行う。その後、こども保育科夜間主コースに異動。学費や学校生活、就職など、幅広い相談に対しサポートを行い、現在、夜間主コース,保育士受験対策科の学科責任者を務める。
座右の銘
「やらない後悔」より「やった後悔」

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