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コラム

今こそ転職のチャンス??求人倍率は歴史的な高水準!! ~「安心・安定・安全」な生活を得るには~

今こそ転職のチャンス??求人倍率は歴史的な高水準!!

~「安心・安定・安全」な生活を得るには~

平成27年11月の有効求人倍率は1.56倍。これは1974年1月以来、なんと43年10カ月ぶりの高さであったそうです。まさに世の中は深刻な人手不足。その影響で、外食産業等では営業時間を短縮する企業も出ているほどです。そんな人手不足を表すうえで最近良く耳にする言葉が「バブル期」です。求人倍率上昇、株価上昇という今を伝える中で良く比較対象として出てきますが、その「バブル期」における最高有効求人倍率は1.46倍だったそうです。また、同月の完全失業率は2.7%であり、これは1993年11月以来24年ぶりの低水準でした。

これだけ雇用環境が良いのであれば、今より条件が良い就業ができるのではないかと思い転職を考えがちですが、それはそう簡単にはいかないようです。有効求人倍率1.56倍とは非正規雇用を含んだ数字であり、「バブル期」に比べてはるかに非正規雇用が多い現在においては正規雇用に限れば1.01倍となります。それでもこの1.01倍は雇用環境としては非常に良い状態だそうですが、あくまでも一人の求職者に対して一人分の求人枠があるというだけであり、当然ながら様々な条件(就業場所、収入、職種等)を加えれば、決して自分の希望通りの就業ができるとは言えません。その厳しさを感じさせたのが、昨年報道されたメガバンクの業務量3.2万人分削減です。今後、人口が減っていく中で、収益率を上げるために、店舗数、事務量を減らすことで業務の効率化を図るとのこと。「バブル期」とは異なり、将来をしっかりと見据えた企業経営が進められており、決して働く者として安心できる状況ではありません。これは銀行に限らず、様々な業種でもいえることでしょう。

では「バブル期」とはどんな時代だったのでしょうか。実を言うと「バブル期」の初期に医療機関へ就職し、企業勤めでもなく不動産や株にも縁がない私にとって、この時代の事を語る材料は持っていません。世の中が好景気という実感が全くないのです。そこで少し調べてみたのですが、「バブル期」も今と同じような人手不足だったようで、新卒の就職活動においては、とてもとても考えられないようなことがあったそうです。求人数が非常に多い中、企業はできるだけ早く確実に新卒者を確保するために、説明会の段階で面接もせずに内定を出し、他社へ行かないように研修という名目で海外旅行へ連れ出すなど、まさに新卒者は「金の卵」でした。

そんな時代に新卒で就職した私自身の初任給は確か17万円ほどだったかと。その当時としては平均より少し良い水準のようでした。その後、数年でバブル絶頂、そして衰退と辿っていくのですが、その間の私の収入は着実にコツコツと伸びていく程度であり、良くも悪くも「バブル期」を感じることなく不況へと突入しました。もちろん不況突入後も着実にコツコツと伸びました。医療機関は一般企業に比べ、景気の動向にあまり左右される業種ではないので、まさに「安定・安心・安全」な仕事であると今さらながら実感しています。

バブルと転職

平成28年雇用動向調査(厚生労働省)における転職者の前職を辞めた理由を見ると、「定年・契約期間満了」「給与が低い」「労働時間等の労働条件が悪かった」の順であり、そう考えるとバブル期は多くの人が給与を多くもらえていたので、転職そのものがそれほどなかったのではないでしょうか。転職というよりは独立する方が多かったようで、その方たちは今どうなっていることでしょう。

今は株高・好景気であり、企業の収益は上がっています。しかし賃金は増えない。よって、多くの一般市民は「好景気」とは言いません。そして一部の業種を除いては、賃金上昇よりも今の仕事が位置まで続けられるのだろうかといった心配のほうが大きいのではないでしょうか。実際、今の私は収入の変化よりも、野菜・ガソリンの高騰のほうが、よっぽど気になります。それが現実ではないでしょうか。

職探しは容易にできてもいい仕事には就けない。収入増どころか、このまま続けて雇用されるのか、というのが現実です。人口減、AIの発展により、激動の時代が訪れるのは間違えありません。

働く上でひとは何か強い武器を持っていないと厳しい将来になりかねません。「安定・安心・安全」を求めるには「資格取得」が、将来の生活を作っていくうえで辿りつく重要なキーワードではないでしょうか。どんな時代が来ても人にしか出来ない仕事をしましょう!

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この記事を書いた人

福原 康久 先生

大学卒業後、在宅ケア専門のクリニックに勤め。 その後、東京福祉専門学校の作業療法士科の立ち上げを行い 現在、学科の責任者を勤める。
座右の銘
人生一度きり

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