コラム

若手保育士の給与増が更に可能になります

 待機児童解消に向け保育士確保の必要から保育士の待遇改善が進んでいます。
厚生労働省は若手保育士らの給与を上げやすくするため、処遇改善の要件を緩和する方針を決めたそうです。
現在は3年以上の経験を積んだ保育士の給与に月5千円を上乗せしています。しかし、対象人数は一施設当たり3人までという上限があります。これを「3人以上」に増やすほか、中堅保育士向けの加算分を若手に配分できるようになり、昨年4月にさかのぼって適用されます。

 政府は昨年4月から、経験年数が7年以上の中堅保育士は給与に月4万円を、3年以上の若手は月5千円を上乗せされています。

 しかし一施設当たりの人数は、若手が「3人まで」、中堅が「5人以上」との要件が付けられており、若手が多かったり、中堅が少なかったりする保育所では、十分な処遇改善ができないとの不満が出ていた。このため若手は「3人以上」に増やすほか、中堅は「2人以上」と要件を緩和されます。また、保育所の判断で、中堅向けの上乗せ分の一部を若手に回せるようにもなります。

 園だけでなく、国も保育士のキャリアを考えてくれるのは、やはり国の宝である子どもたちを育てる保育士がますます重要になっている証でしょう。

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