「公認心理師」って言葉を聴いたことがありますか？

とても新しい国家資格で、できたてホヤホヤですので、
ちょっと紹介させてください。

保健医療，福祉，教育その他の分野において，
１　専門的知識及び技術をもって心理に関する支援を要する者の
心理状態を観察し，その結果を分析すると。

２　心理に関する支援を要する者に対し，その心理に関する相談に応じ，
助言，指導その他の援助を行うこと。

３　心理に関する支援を要する者の関係者に対し，その相談に応じ，助言，
指導その他の援助を行うこと。

４　心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行う
こと。

が業務です。
なんだか、分かりにくい文章ですが、これが法で定められた、
「公認心理師」という国家資格を持った人の仕事内容となります。
簡単にいいますと、
「心の状態」が不安定になっておられる方やその家族、周囲の関係する
方々の相談にのって、カウンセリングという技術や、心理学の知識を
使って、手助けするという仕事内容です。

それは、どんな場所でやってるの？　というと

活躍している分野は、主に５つです。
１　医療、保健
２　教育
３　産業・労働
４　司法・犯罪
５　福祉

以上５つの分野ですから、職場としては、
病院、保健センター、学校、会社、裁判所、刑務所、老人ホーム、
児童擁護の施設、児童相談所、福祉相談所　等になります。
本当に沢山の場所と分野ですから、どこで働きたいのかを
しっかりと、勉強しながら考えることが必要になります。

できたてホヤホヤ資格ですので、人数は少なく、
やっと第1回目の試験が昨年終わった所なのです。
合格発表がありましたので、その後合格者が、国家資格として
登録手続きを行えば、晴れて、その資格を名乗ることができます。

ちなみに、第1回目の受験者数は、 35,020人
合格者数は、 27,876人と発表されてます。
合格点は、138点以上／総得点230点(60%)でした。

私も、現在登録手続き中で、まだ登録が完了してませんので
資格名は名乗れません。早く手続きを行った方が、もうそろそろ、
「公認心理師です」と自己紹介されるのではないでしょうか。

こんな、新しい資格ですが国家資格になったのが新しいという
だけで、皆さんの通っている高校や大学、お父さんお母さんの
勤めている会社にも、カウンセラーとして勤務していた人は
沢山いました。
その多くの人が、「臨床心理士」という資格を使って働いて
おられると思います。
どちらも、仕事内容や勤務先は今の所同じです。

それでも、他の資格や業務で働いている方々の数には
及ばないくらい少人数です。

「心理」を仕事にしたいかも？
「カウンセラー」になりたいかも？という人は、
「公認心理師」を目指してみては？！

やりがいも十分あります。相談というと暗いイメージがあるかも
しれませんが、性格は明るく、面白い人が多い職種だと思いますよ。
中には、・・
・危ない目に遭うんじゃないの？
・自分も精神的に不安定になっちゃうんじゃないの？
・人の心が読めすぎて、かえって生活しずらいんじゃなの？
なんて心配する声も耳にしますが、そんなことはありませんよ。

危ないって、何が？です。治療をしたいと自分から申し出る人意外と
お会いすることはできませんので、もっとも安全と言えます。
日常の生活の方が、危ないことが多いかも？！

自分が精神的に不安定になるかも？って
「うつりません」インフルエンザみたいな、感染症ではありませんから。
感染症でも、治療者の看護婦さんやお医者さんはうつってませんよね。
それは、ちゃんと勉強して、感染予防の知識があるからです。
感染を守れる、職場環境が整っているからです。
カウンセラーも同じです。ちゃんと勉強してます。
もし、ちょっと不安定になっても、すぐに戻せる職場環境があります。

人の心は、残念ですが読めません。心理師の勉強をするので、
エスパーにはなれないのです。
他の人よりも、予測できたり、可能性を考えることはできますが、
そんなことは、日常生活では意識して行いませんので、普通に
生活できます。全く何を考えているのか、分からないなこの人と
思いながら、仕事もしてますよ。

私も　学校でカウンセラーをしています。
同じ職業を目指してくれる仲間を、募集中です。
悩みを持って生活している人が増えてます。
いっしょに、1人でも多くの人の心を、良い状態にしていきましょう。

新しいもの好きの方もどうですか？今、一番新しい国家資格ですよ～。
この資格を詳しく知りたい方は、是非、学校の体験授業、説明会に
ご参加ください。お待ちしてます！！