コラム

みんなはどうやって進路を決めているの?

「みんなはどうやって進路を決めているの?」と思ったことはありませんか?

いよいよ、進路を決める学年になった。高校の先生が進路を決めなさいと言ったから選ばないといけない。親がプレッシャーをかけてくる。などなど進路を決めるきっかけはいろいろですが、「みんなはどうしてるの?」と気になりますよね。今までの先輩たちはどうしてたのか?それを紹介したいと思います。

 

1 学校見学に行く

2 先生や親に相談する

3 まだ決めないという選択

 

1 「学校見学に行く」という方法が第1位

「やりたいこと」があれば、学校選びもわりとスムーズですので、この方法が一番ですね。

とりあえず、なりたい職業を決めたり、自分の学力に合う学校や学部を決めて受験する。

これが、現在は一番多い決め方のようです。先輩たちもそうしてきたようです。

だから、学校を見学するのは結局、「やりたいこと」「なりたい職業」を目指せる学科や学部がある学校のなかから選ぶということになりますね。

 

「やりたいことにあった         自分に合いそう?       進学先を

学びができる学校を探す」    ⇒   通いやすい?      ⇒  決める

「必要な資格が取れる学校を探す」    自分の学力に合ってる?

 

そこで、最後に学校を決める時、一度は学校を自分の目で見ておこうということになるので、「学校見学に行く」というのが1位となるのだと思います。

 

2 「先生や親に相談する」という方法

「やりたいことがわからない」「どうやって探せばいいのかわからない」という人は誰かに相談しなければいけませんね。なので、毎年この選択も上位に上がります。

身近な大人に聞くという人が一番多いですね。学校の先生は毎年、生徒の進路を見てきていますので参考になる意見をくれるかもしれません。親も過去に進路を決めた1人として参考になることを言ってくれるかもしれません。

塾や習い事の先生に聞くという人もいます。自分の好きな事を続けている人は、その業界で働いている人に相談します。私も過去に進路を決めたときは、学校のカウンセラーの先生に、この仕事の意味や、どんな学校に行く進路がよりよいと考えるのかを相談しました。

私の場合は、親や学校の先生には、実際の仕事の事はわからないと思ったからです。

 

3 「まだ決めない」という選択の方法

まだ、やりたいこともわからないし、何ができるのかもわからない。勉強も、集団での生活も得意とは言えない。学校の先生に相談と言っても、今の自分の実力で聞いても答えは出ないと思う。など理由は色々あると思いますが、『進路を決める時期だから』とせかされてはいませんか?答えのない状態が苦しいと思ったことはありませんか?

そんな皆さんは、今の自分に自信が持てないのかもしれません。決めるということに気持ちが前向きにならないのでしょう。そんな時に選ぶと、本当にこれでよかったのか?と常に考えてしまうので、選んだ先で嫌なことが1つでもあれば、あの時ちゃんと選ばなかったからだと思い込んでしまいます。それは自分の未来に希望が持てないので、よくない選び方です。

もう1年かけて、自分らしさを知って、自分に合っている仕事や職場を探すという選択肢があります。それが、キャリアデザイン科です。昼間の1年制の学科ですが、その授業内容は、すべて「自分を知る」「仕事を知る」ということに集中しています。

様々な職業を知っている先生が進路の相談に乗ってくれます。授業のなかで様々な職業の人に直接教えてもらえます。どこか1つを選べないと思ったら、上記の1,2で進路を決められないと思った人は、ぜひ「第3の選択」を考えてみてはどうでしょうか?

詳しくは、学科のHPやパンプレットをご覧ください。

4 進路を決めるときはどうしたらいいの?

自信を持ってください。「やりたいことなんてない」「できることなんてない」とすぐに考えることを止めてしまわずに、少し時間をとって自分を紹介するものを書き出してみてください。関連する仕事がわからなければ、周囲の友達や「やりたいことは何かないの?」と質問してくる大人に聞くのもいいかもしれません。できることに求められる仕事は何か?そうすれば、自然と決まってきます。そのために必要な進路はどうすればいいのかということが。

 

キャリアデザイン科という学科は、「やりたいことがわからない」という皆さんと一緒に、皆さんの人生のキャリアを一緒に考える学科です。1年間の学科ですのであせらずゆっくりと探していくこともできます。自分のこれまでの人生から勝手に考えることをあきらめないでください。一緒に考えてくれる大人がいます。ぜひ、活用してくださいね。お待ちしてます。「第3の選択」を選んだ先輩と話したいと思った人は、授業見学にお申込みいただいてもいいと思います。あせらずに、ゆっくりと考えるお手伝いをさせてください。

お待ちしてます。

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この記事を書いた人

山岸 有里 先生

精神保健福祉士・臨床心理士・公認心理師の資格をもち、本校学生相談室を担当しながら心理カウンセラー科の講師も担当する。

座右の銘:未来の自分にとって優しい選択をする

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