トップ >  学校紹介 >  講師の現場ストーリー > 押尾洋子先生

押尾先生H1

心身に障がいがあっても、その人らしく、自立した生活を送れるように支援するのが作業療法士です。
作業療法は子どもの発達段階においても療育効果 が期待されます。そしてその方法は「遊び」。意外に思われるかもしれませんね。

押尾先生2

「遊びだって作業療法になるんです。」

「作業療法」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか?お年寄りや身 体の不自由な方に対し手芸や革細工を用いて、機能の回復をはかっていくといったことではないでしょうか。でも障がいを持っている人は大人ばかりではありま せん。生まれつき障がいのある子ども達にも作業療法が必要となります。療育的関わりの一つとして作業療法は行われています。その手法として沢山の「遊び」 が使われているのです。

押尾先生1

「いろんな治療の要素が「かくれんぼ」には詰まっている」

子どもは、障がいのあるなしに関わらず、遊 びの中から自然に学んでいきます。遊びの中にある様々な要素を分析して、その子どもにとって必要なことを体験させることが「療育の中での作業療法」となり ます。例えば「かくれんぼ」。まず隠れる場所を探すために、自分の体の大きさを理解しなければなりません。どれほどの空間があったら、自分をすっぽり隠す ことができるのか。発達に遅れのある子どもの中には、自分の体についてのイメージ(大きさや手を伸ばせばどこまで届くか、どんな動きをするかなど)を育て にくい傾向があります。そして、耳を澄ましてオニの声を聞き分ける力も必要。遊んでいる場所の沢山の雑音の中から「もういいかい?」の声を聞き分けるこ と。「もういいかい?」の声だけを選び出し「まぁだだよ」か「もういいよ」の返事をするのです。何か他の楽しそうな呼びかけに、うっかり答えては見つかっ てしまいます。自分が隠れる場所を見つけながら、声も聞き分けるという、二つ以上の感覚を同時に働かせることが大事です。隠れる場所が決まったら、ひたす ら我慢。「じっと待つ」ことも、発達に障害のある子どもには苦手なことのひとつです。

このように、楽しい活動の中に療育的意味を見出 し、どんな工夫をしたら効果的なものになるかを考え、実践していくことが作業療法の大きな楽しみです。


講師紹介押尾先生

押尾洋子

・作業療法士/東京都江戸川区NPO法人「ぱお」代表

「作業療法士は、作業療法を必要とするすべての生活者の支援を行います。とても幅広い仕事ですよ」

東京福祉専門学校

資料請求

オープンキャンパス