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昼9期生 高岡 裕季
昼9期生 細川 絢子
昼9期生 高岡 裕季
昼9期生 細川 絢子

平成21年11月15日に、第8回福祉作業療法研究大会を開催致しました。本年度の大会のテーマを「広がる作業
療法士の活躍の場」とし、作業療法士だけでなく他職種の方をお招きして講演して頂きました。


午前の講演はある地域社会における高齢(障害)者のリハビリの現状を示した ものでした。
平成18年の改定より介護保険は予防重視型のシステムへと移行し 、リハビリのニーズ(需要)が増加しているにも関わらず、リハビリはそれに答えきれていない為、いわゆるリハビリ難民がいる事が示されていました。
また介護保険非該当ではあっても予防的なリハビリを必要としている方々や、高齢者を 介護している家族への介護方法の指導といった面でのリハビリニーズもあり、直接的なリハビリだけで無く、間接的な支援をしていく必要性もある事も併せて示 されていたように感じました。
現在地域社会では様々なニーズがあり、OTはそ れに応え多角的な支援が出来る職種であると思うので、積極的に地域に出て行く必要性があるのではないかと感じ、その際にはリハビリ対象者だけで無く、その方を取り巻く環境や他職 種をも含んだ中での信頼関係や、他職種との共通の視点など、他職種との連携が より良い支援の鍵になると感じる講演でした。


老年期や終末期を迎える方の多い病院において拘縮をなくすため、看護職、介護職も体位交換の都度に関節可動域訓練を行っているという病院およびリハビリテーションの取り組みについての講義でした。
リハビリテーションを行ってADLを向上さ せるアプローチだけではなく終末期をむかえる寝たきりの対象者の方々に対しても少しでも苦痛がなくなるために職種間を越えてアプローチしていることが素晴らしく、セラピストの役割と して職員の技術指導や必要性の周知を継続的に実施しており、チームアプローチを考える上でも参考にしたいことが多い内容でした。
今回の話を聞き、寝たきりであっても最後まで人らしい姿を目指しているという作業療法士にとってのQOLについて、重要性を考えさせられる良いきっかけとなった講義でした。


昼間部6期の金沢隆之氏に、市役所(地域)で働く 作業療法士の仕事について発表して頂きました。
主な業務として特定高齢者介護予防事業、介護予防普及啓発事業、まちづくり など、地域の方々の生活に密着しており、様々な場所に赴くなど活躍の場の広さ を感じました。 病院や施設で勤務していると作業療法の対象者は入院や入所している方であるため、すでに何らかの障害がある方がほとんどであることが前提であると思いますが、地域支援事業では要支援・要介護になる可能性のある方にまで目を向けて予 防を行っています。早い段階から関わりを持ち、予防できることで地域で暮らす 方々も安心して生活できると思います。市役所で作業療法士はどんな業務を行っているのかということはあまり知られていないのが現状であると思いますが、地域に向けて様々な情報を発信したり、住 民がより住みよくなるような働きかけをしていることが分かりました。今回の発表では地域で働く作業療法士の仕事を垣間見ることができ、住み慣れた地域や家 庭で生活することは大切であることや、そのために奮闘する作業療法士の姿を写 真を交えて分かりやすくお話くださいました。

「あずさ20」は、電車好きの仲間が集まり、20歳が中心となり集まったことから20とつけ、2007年に会が設立され仕事(作業所)がお休みの日に仲間と遊びに出かけるという活動を行っています。メンバーは、軽度発達障害者の方たちとボランティアの方で構成されていました。
活動を行う上で、正常発達の同世代が経験することを経験するというスタンスで行うので、支援は最小限にし、本人たちが希望することを行うという形をとっているそうです。卒後の障害者の方の余暇活動について、まったく想像がつかない状態でしたが、話を聞くことで私自身、日々の訓練がより日常生活に即しその場だけでなく目の前の子ども達が年齢を重ねていくことを念頭においた訓練を提供できるよう努力が必要だと感じました。


卒業生・在校生で茶話会が催されました。飲み物とクッキーを手に各々が気軽な雰囲気で会話を楽しみました。普段、職場の同僚や同期生など限られた場でのコ ミュニケーションしか行えていない私たちにとって、聞くことが出来ない意見や情報の交換を行うことができたと思います。今回の茶話会で東京福祉専門学校・ 作業療法科の距離がぐっと縮まりました。それと同時に、今後はもっとこのような交流の場を広げていくことが、作業療法士の視野を広げていくことに繋がるの ではないかと思います。