先輩インタビュー
  • 2016年卒業生

    Kさん

    こども保育科

    • 保育士
    • 幼稚園教諭
    • 社会福祉法人聖華 水神橋保育園
    • 千葉県立野田中央高等学校出身

子どもたちだけでなく、周りの先生たちが私たちの努力の過程をしっかりと見つめてくれ、成長させてくれる

現在どんなお仕事をしていますか?

現在、東京都足立区にある保育園で3歳児クラスの担任をしています。シフト制の勤務なので、早かったり遅かったりとその日によって時間は様々です。
社会福祉法人聖華は、子どもたち一人ひとりを全身で受け止め、寄り添い「ありのままのあなたが大好き!」と日々言葉や態度で伝える事を大切にしています。
愛されているという自信や安心感が、将来少しくらい失敗しても「私なら大丈夫!」と思える心の強さに繋がることを願って、愛情豊かな優しい保育を行っています。

仕事のどんなところにやりがいを感じますか?

乳幼児期と言う貴重な時間の中で、大好きな子どもたちの成長した瞬間に携われることです。
そして、子どもたちだけでなく、園長を始め周りの先生たちが、私たちの努力の過程をしっかりと見つめてくれ、成長させてくれることです。
私は学生時代からピアノに苦手意識があり、披露するまでに人一倍時間がかかっていました。そんな中お誕生日会でピアノを披露することになり、毎日練習を重ねて本番は無事成功することが出来ました。その後で周りの先生方が「毎日練習していたね」「大変だったけど、よく頑張ったね」と結果だけでなく、それまでの過程を見つめて褒めてくれたことに驚いたと共に、「苦手なことも頑張って良かったな」と、感慨深くなったことを覚えています。
子どもや先生の成長を一緒に悩んだり喜んだりできる仲間がいることが、今の私のやりがいになっています。

在学中、どのような学生生活を送っていましたか?

アルバイトを2つ掛け持ちしながら通っていました。授業中に意識が遠のいてしまう事もしばしばありましたが、先生たちのお話が面白く、最後まで楽しく授業に参加することが出来ました。
お昼休みには近くのコンビニへ行ったり休みの日はお友だちと思いきり遊んだり、遊びの場と学びの場がしっかりと分けられていて、メリハリのある楽しい学生生活でした!

在学中に学んだことで、現在のお仕事に活きていると感じることはありますか?

毎週金曜日にある子ども教室では、アトリエを専攻していました。
実習だけでなく、様々な年齢の子どもたちと触れ合えたことや製作について実践しながら学べたことが今の私の保育に活かされています。授業で作った指人形の「ピーターとポール」は、子どもたちや先生から「どうやってやったの?」「作り方を教えて!」と言ってもらえるほど今でも大人気です。

将来の目標や夢を教えてください

「子どもを見る」ということは、簡単そうに聞こえてすごく奥が深いことだと思っています。ただ子どもの表面の姿を見るのではなく、それまでの背景や努力の過程をしっかりと理解し、気付きのたくさんある保育士になりたいと思います。
乳幼児期の関わりで、その子の人生や人格が決まると言っても過言ではありません。子ども一人ひとりの大切な時間を、温かく見守っていきたいと思います。

保育士を目指している人へメッセージ

「大変そう」と言ったイメージが先行しがちな保育士ですが、それ以上に楽しさややりがいを感じられる素敵な職業です。
苦手なこともあるかとは思いますが、支えてくれたり努力を見てくれている先生がたくさんいます。お互いに助け合いながら、素敵な保育士になれるように一緒に頑張りましょう!

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