子どもに福祉・保育・リハビリ業界へ進みたいと言われた時に知っておくべきこと
知っておきたい介護業界のこと
Date01介護職員の処遇改善

Date02離職率が高いって本当?

解説
離職率が高いと思われがちな業界ですが、産業別離職率をまとめたデータで見ると、他の産業と比べて高いわけではありません。宿泊業、飲食サービス業が30%と最も高く、次いで生活関連サービス業、娯楽業が22.1%となっています。介護業界では介護職員が不足しているとニュースでは取り上げられていますが、不足している理由については、事業所へのアンケート結果によると「採用が困難である」が 88.5%である一方、「離職率が高い」は 18.4%というデータもあります。
結論
給与アップ・職場環境改善で
働き続けやすい業界
学校ではこんな教育をしています!
業界と連携した特別授業 現場の生の声を聞くことで視野が広がる!
先進的な取り組みをしている企業や施設の方の特別授業があります。現場の方からレクチャーを受け、施設で導入している介護ロボットを体験したり、近隣施設と連携して介護予防プログラムを一緒に作成する授業を行ったりと様々な企画があり、専門職として未来に必要な視点を学び、視野を広げることができます。

Attention!介護の
現場より
Topic1介護ロボット・ICTの活用でより働きやすい職場に
厚生労働省による介護人材確保対策のひとつに「生産性向上」が掲げられており、介護ロボット・ICT活用推進に力を入れることが提唱されています。


Topic2介護福祉士は介護職のリーダー
介護福祉士の専門性と社会的評価を高めるため、介護職のグループリーダーに介護福祉士を位置付ける方策が進められています。リーダーが担うべき役割は「高度な知識・技術を有する介護の実践者としての役割」「介護技術の指導者としての役割」「サービスをマネジメントする役割」があります。
さらに外国人人材の受け入れが見込まれている中、様々な人材をマネジメントすることも求められるでしょう。今後、介護福祉士は高い専門性をもったケアを提供する実践者、管理職や施設長といったマネジメント職、介護分野における教育者や研究者といったキャリアパスを進んでいくことが想定されています。

Topic3ライフステージに合った働き方ができます
介護の現場では経歴も年齢もさまざまな人が活躍しています。シフト制でしっかり休日が取れたり、介護福祉士資格を持っていると現場でも優遇されたりと、働く環境が整っている施設が多くあり、自分が大切にしたいことを優先した働き方を実現している卒業生がたくさんいます。
解説
「介護職員処遇改善加算」という制度を知っていますか?介護職のキャリアアップの仕組みを作ったり、職場環境改善を行った事業所に対して、職員の賃金アップのための補助金が支給されるという制度です。
こうした取り組みにより、年々介護職の給与は改善されています。2019年10月には介護報酬改定が施行され、介護職員の給与がさらに改善される見込みです。またSOMPOケアのように人事制度を整え、キャリアパスを明示し、昇給についても明確にしている法人も多くなっています。