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作業療法士について

作業療法士と理学療法士の違いは？

作業療法士と理学療法士は、リハビリテーションの専門職ですが、それぞれ異なる役割とアプローチを持っています。理学療法士は、主に基本的な身体機能の回復を目指します。例えば、立つ、座る、歩くといった基本動作のリハビリを行います。治療方法としては、運動療法や物理療法（電気刺激、温熱療法など）を用いて、筋力や関節の機能回復を図ります。理学療法士は病院、介護施設、スポーツ現場などで働くことが多いです。一方、作業療法士は、日常生活の応用的な動作や社会適応能力の回復を目指します。具体的には、食事、入浴、仕事、趣味などの活動を通じてリハビリを行います。治療方法としては、作業活動を通じて、身体機能だけでなく精神面のケアも行います。作業療法士は病院、介護施設、精神科病院、職業センターなどで働きます。理学療法士は「基本的な動作の回復」、作業療法士は「日常生活の応用的な動作の回復」を担当します。

作業療法士の年収ってどのくらい？

作業療法士の年収は、勤務先や経験年数によって異なりますが、平均的な年収は約400万円前後です。具体的には、以下のようなデータがあります。平均月給: 約30万円、年間賞与: 約70万円、平均年収: 約431万円。初任給は約20万円前後で、経験を積むことで徐々に昇給します。また、勤務先によっても年収に差があり、訪問看護ステーションや訪問リハビリテーションなどでは、より高い給与が期待できることがあります。

作業療法士はどんなところで働けるの？

作業療法士は、総合病院やリハビリテーション病院で、入院患者や外来患者のリハビリを担当します。また、特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどの高齢者施設では、高齢者の生活支援やリハビリを行います。精神科病院では、精神的な障害を持つ患者さんの社会復帰を支援し、特別支援学校や通常の学校では、障害を持つ子どもたちの学習や生活をサポートします。さらに、職業センターでは、障害者の就労支援や職業訓練を行い、在宅医療では患者さんの自宅を訪問し、日常生活のサポートやリハビリを提供します。このように、作業療法士は多岐にわたる環境で働くことができ、患者さんの生活の質を向上させるために重要な役割を果たしています。

授業について

幼稚園教諭は取得しないといけない？

幼稚園教諭二種免許の取得は希望制です。こどもの分野での就職を希望する場合は取得することを推奨します。作業療法士の養成課程において、こどもに関わる勉強は５%程度しかありません。幼稚園教諭のカリキュラムを履修することで、こどもの心理や発達段階に合わせた指導方法など、こどもの生きる力を育む基礎を学ぶことができます。また、幼稚園教諭二種免許は教員免許に値するため、特別支援学校などの教育分野に就職する際、有利です。

授業日数や授業時間は？

授業は月曜日から金曜日の週５日です。模擬試験は土日に行われます。始業時間は9:10、終業時間は16:20ですが、時期によっては、午後から授業が始まる日や午前で終了する日もあります。前期、後期の２期制で、学期ごとに時間割が決まっています。

夏季休暇や冬季休暇はある？

学年により異なりますが、８月に夏季休暇、12月下旬から１月上旬にかけて冬季休暇、３月に春季休暇があります。

クラスについて

男女比はどれくらい？

学年により異なりますが、女性が６割から７割、男性が３割〜４割です。

友達ができるか不安です

高校２年生の３月から特待生講習会が始まります。特待生講習会は月１〜２回開催されているので、複数回参加をすると、自然と友達ができます。特待生講習会ではたくさんの作業体験をします。この作業体験は個人ワークではなく、グループで取り組むものなので、入学前から様々な人と関わることができます。また、12月頃から合格者を対象とし入学前教育が始まり、入学式の前には導入研修があります。このプログラムの中でも、友達作りができる時間があるので、安心してください。