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先輩インタビュー
  • 2010年卒業生

    Tさん

    作業療法士科 夜間部

    • 作業療法士
    • イムス佐原リハビリテーション病院
    • 東京学館高等学校出身

子育てをしながら長く作業療法士として活躍

どんなお仕事をしていますか?

回復期リハビリテーション病院で10年間勤務しています。担当している患者様は主に脳血管疾患、大腿骨近位部骨折の患者様が多いです。一日の流れはスケジュール確認、患者様に一日の予定を伝え、カルテを確認し、患者様の作業療法を行っていきます。患者様が元々どんな生活をしていたのか、これからどんなことが出来るようになりたいのか、よく患者様とお話をすることを大切にしています。一日に6∼7人患者様の作業療法を行います。一人の患者様につき1時間じっくりリハビリを行うことが出来ます。また、今年産休・育児休暇を頂き復帰したばかりでありましたが、上司・チームメンバーの配慮のおかげで毎日定時には帰宅することが出来ています。20~30代でのスタッフが多く相談しやすい環境の職場で長年勤務しています。

この仕事のやりがいは?

患者様が笑顔になり、入院前に行っていた趣味活動が出来るようになった時です。入院当初は車椅子での生活で、人に頼らないと何もできないとおっしゃる方が多いです。しかし、毎日3時間のリハビリと自主練習を行うことにより、日々出来ることが一つずつ増えていくと、患者様の気持ちが変わります。一番大事なことは患者様の意欲です。意欲を取り戻すために患者様と一緒に目標を決め、それに向けて何を行ったら良いのかを考えます。はじめのうちは患者様は、トイレや着替えなどの身の回りの事が出来ることを目標にされることが多いですが、その人が元々していたことは、それだけではないはずです。家事とか趣味とか、いろいろな作業に囲まれて生活していたはずです。身の回り以外のその人らしい作業を引き出して、それを出来るように支援できた際にはとてもやりがいを感じます。

作業療法士として大切にしていることは?

患者様のリハビリを行う上で、多職種との連携と、ご家族様との関わりを大事にしています。病気の影響で意思疎通が取れず(失語症)・飲み込みの障害があり、寝たきり状態の患者様を担当しました。予後予測として、元のように自立して自宅へ退院する事は難しい可能性が高い状態でした。しかし、奥様や娘様が大変熱心であり、介護をするので自宅で一緒に過ごしたいと入院時より強く希望されました。 奥様も娘様も介護の経験はありません。奥様は小柄であり、介護により腰痛や介護疲れなどが起きる可能性があります。娘様は県内にはお住みですが、片道2時間くらいかかりました。家に帰る為には、主介護者の奥様のスキルを上げることと、1人では介護は難しいので、娘様とサービス資源で負担を軽減する必要がありました。 その為、リハビリの方針はご家族指導を行い、自宅退院を目指すこととなりました。作業療法では一緒に、着替えや髭剃りなどの身の回り動作の練習を行い、理学療法士は寝返り・起き上がり・車椅子への乗り移りの練習行い、言語聴覚士は肺炎予防のための口腔ケアの練習を行い、看護師は糖尿病の治療のためのインスリン注射やオムツ交換方法を伝えました。退院前に家屋調査(実際に自宅へ伺い、動線の確認、福祉用具のレンタルや改修が必要であろうとする箇所の確認)を行いました。環境を調整し、今後のサービス調整を行った結果、ご自宅へ帰る事が出来ました。 寝たきりの患者様であっても自宅退院につなげるが出来たこの経験があったので、今の私はどの患者様を担当したとしても、ご本人・ご家族の想いを知る事や、自分だけで関わるのでなく各専門職と協力する姿勢を大切にしようと心がけています。

先輩の所属する学科