先輩インタビュー
  • 卒業生

    Hさん

    社会福祉科

    • 社会福祉法人 愛光
    • 千葉県立柏井高等学校出身

自分に合う仕事を追求することができるのが福祉の仕事の魅力です

現在どんなお仕事をしていますか?

法人本部の経営企画室 室員として業務に携わります。まず、障害者支援施設の施設相談員として窓口対応及び見学、利用までの調整を行います。次に福祉を志す学生の実習及びリクルートの窓口として、実習の受け入れ調整や実習中の研修、フォローなどや、その後の就職希望の説明会やインターンシップの対応を行っています。 また、地域共生社会の実現にむけた法人内プロジェクト「ともいきプロジェクト」のメンバーとして、地域食堂ともいき(こども食堂の地域版)の運営や地域ボランティアとの懸け橋づくりを行っています。 最後に、広報委員としての広報誌の作成や発行、SNSツールの運営、後援会『愛の灯台気基金』の事務局などさまざまなお仕事を担っています。

お仕事のどんなところにやりがいを感じますか?

僕はもともと現場(障害者支援施設の生活支援員)としてスタートしました。配属された施設は、視覚障害とそのほかを併せ持つ重複障害の方が多く利用しているすこし特殊な施設です。 当時は園芸作業班のリーダーとして業務にあたったこともありました。視覚障害の方がお花を育て、販売をするというプロセスをどう作り上げようかかなり悩んだこともありましたが、当時の班メンバーと協力して、視覚障害の方でも単独でお仕事ができる自助具や流れを構築することで、やりがい向上を達成しました。 それだけではなく、地域の花壇植栽を通して、地域住民との交流の機会を設け、障害者が地域参加できる支援にも取り組みました。現在はその経験を活用し、まず利用希望の方と施設の調整をしたり、プロジェクトでは地域住民との懸け橋になれるよう日々努めています。

在学中、どのような学生生活を送っていましたか?

学生生活は、①に学校、②にバイト、③に週末ボランティアか東京福祉専門学校の学生スタッフアルバイトでした。週末のボランティアでは、江戸川特別支援学校や小岩特別支援学校での交流ボランティアに積極的に参加しました。とにかく多くの障害のあるかたと関り、自分の経験を高めたいという思いがあったのを今でも覚えています。 そのおかげでさまざまな方からお声をかけていただき、知的障害の方々とのキャンプやスキー旅行に同行したり、児童施設の福島旅行ボラ、知的障害や身体障害の方のプールボラなどにも参加しました。 学生スタッフの時は、進学希望の学生さんや親御さんたちに学校の魅力を紹介したり、それこそボランティア活動の体験談をお話させてもらい、福祉の魅力を伝えるお手伝いをしていました。

在学中に学んだことで、現在のお仕事に活きていると感じることはありますか?

僕は3回実習に行きました。1年時は伊豆の児童施設に2週間泊まり込み。2年時は高齢者施設に1か月。3年生の時には身体障害者の授産施設(現在の就労支援B型)に行きましたが、それぞれの分野でかかわった利用者さんの様子や業務内容などは、福祉のお仕事を理解する上ではとても勉強になったと覚えています。 それぞれの子ども、高齢者、障害者の分野で倫理感や思いなどは違うので、あの実習が無ければ、今の相談員という立場でそれぞれのサービスの説明や魅力をご紹介することは難しかったのではないかと思います。

将来の目標や夢を教えてください

将来の夢は今は模索中です。ある意味今が自分がやりたかった仕事でもあるし、それのクオリティを高めることが求められていると日々感じています。 夢となると、もっと福祉の仕事が盛り上がるようなことがやりたいです。今はまだ漠然としています…。

福祉分野を目指したいと考えている人へメッセージ

いつも学生にお伝えしていることなのですが、どの仕事においてもつらく、きついと思うことは多々あります。福祉においてはさまざまなイメージが先行する時期もありました。でもその逆も実はいっぱいあり、笑顔がいっぱいある仕事でもあります。 私はさまざまな利用者さんや学生、地域の方々と出会う窓口の仕事に日々やりがいを感じています。得意、不得意、向き、不向きいろいろありますが、あなたに合う仕事を追求することができるのが福祉の魅力でもあるかと思います。ぜひ一緒に働きましょう!

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