先輩インタビュー
  • 2016年卒業生

    Iさん

    作業療法士科

    • 作業療法士
    • グリーンビレッジ安行

作業療法士は人の人生に関わるとてもやりがいのある仕事です

現在のお仕事について教えてください。

当施設は、緑に囲まれた地域密着型の施設です。入所、短期入所、通所など様々な形でご利用いただいています。病院等と違い、リハビリの時間が短く、関われる時間が限られている分、1人の利用者様に対し、他職種連携を取り、生活に密着したアプローチをしています。個別リハビリがで主な業務でしたが作業療法士として他に出来ることがないかと仲間と話し合い、集団リハビリの場を設けるなど自分達の考えを活かせる職場です。

どんなところにやりがいを感じますか?

心に残るエピソードとして、脳出血の為、右手が不自由になり左手でスプーンを使い食事をされる方がいらっしゃいました。「お箸を使って右手で食事が出来るようになりたい」とリハビリの希望がありました。右手は機能訓練と道具の工夫をし、一年かけてお箸が使える様になりました。病気になられてから十数年経ち、諦めてしまっていた部分があったと話されていましたが、諦めず、機能訓練や、ちょっとした工夫によって出来ることがまだある事を実感させられる経験でした。

同じ分野を目指したいと考えている人へメッセージをお願いします

同じ病気の方でも一人ひとり症状は異なり、それぞれの方に合わせたアプローチが必要です。生活期の方々は病気の発症から時間が経っている方も多くいらっしゃいます。機能回復は難しい場合もありますが、現在の身体機能を維持することや工夫によって出来ることが増えたり、そのことによって笑顔が見られると本当に嬉しく思います。作業療法士は人の人生に関わるというとてもやりがいがある仕事だと感じます。

先輩の所属する学科