作業療法士はその人の人生に関われることにやりがいを感じる仕事

在宅において、生活のしづらさを感じている方々、及びご家族に対するリハビリ業務を行っています。
お住まいにお伺いし、心身機能や生活環境を含め、適切に整えることで、生活の再構築を図ります。訪問看護のため、フレックス制で働いています。

卒業当初は、身体機能が上がれば人の暮らしは良くなるものと考え、回復期リハビリテーション病院に就職しました。
しかし経験を積むにつれて、自分が提供してきたリハビリを受けた方々が、果たして安心して暮らせているのかと疑問を持つようになり、在宅リハに興味をもつようになりました。
実際に訪問看護として働いてみると、病院内と各家庭環境の違いに自分が想定していたことの相違が多々あり、日々、気付かされることが多いです。

夜間部だったので、日中はアルバイトをしながら通学していました。クラスメイトとは、授業後にお酒を飲む等の交流もあり、いい思い出です。
在学中は、実習先での苦労が一番記憶に残っています。
実習はとても大変でしたが、苦労した分精神的にタフになり、いい経験となりました。

人となりに寄り添い、人の繋がりの有り難さを感じながら、日々、成長していけるよう心がけています。

作業療法士を目指す動機は人それぞれかと思いますが、人に携わるという点で、その人に合うケア、リハビリは十人十色。何が正解かも分からなく悩むことが出てくるかも知れません。
ただ、人を想い寄り添う気持ちが行動になり、大げさかもしれませんが、その人の人生に関われることにやりがいを感じる仕事だと思います。