木
景気と自己投資の関係
景気が悪くなると美容師になりたい人が増えるといいます。景気によって「資格を取ろう!」という自己投資にかける費用やエネルギーは変わるのでしょうか。
景気が良いときはいまの仕事が忙しく、将来のことや自分の本当にやりたいことを考える余裕がない。
カヌーで急流を下っている様に、次から次へ押し寄せる岩を避け、流れになるべく乗って川を下っていくようなもの。
しかし、景気が悪くなると「手に職をつけなければ」と考え、社会人が資格のスクールなどに通うことが多くなる。
自分の本当にやりたいものを見つめ、将来を考え行動を起こそうとする。山頂を目指し、山を登ることに良く似ている。
しかし、景気が悪いときは経済的な余裕もないため、行動を起こすことが難しいことがある。結局、「やらなければ」と思っているだけで何もやらないで時間だけが過ぎていく。
アベノミクスの成果はまだ庶民には実感できないが、メディアによると景気が若干上向き始めているという。
こうなるときっといまの仕事が忙しくなってくる。しかし、政府の提唱する「働き方改革」にしたがうと残業をガンガンやって…、という風にはならない。
「働き方改革」で社会人が定時に帰っても、やることがないという話もきく。
一回立ち止まって、そもそも自分は何をやりたかったのかを考えてみる。何をしているときが一番楽しいかを考えてみる。将来どうありたいかを考えてみる。
そして、その道に向かって行動を起こす。
幸い、昨今は自己投資するための奨学金や修学資金が数多く設定されている。
一定期間働くことで返還が免除されるという制度もある。
景気の良い今だからこそ、自己投資の好機ではないか。