2020年度、入試大改革が行われることは、ご存知の方も多いと思います。
専門職を目指している方は大学・専門学校のどちらにしようか迷われている方もいるのではないでしょうか?
2019年に行われた大学入試では、東大・早稲田・慶応レベルを目指せる受験生が、「浪人回避」し、確実に合格を狙える明治・青山学院・立教・中央・法政(MARCH)レベルをメインに受験をしたことから、従来合格できる受験生が全滅する結果となったことが報告されています。(大学ジャーナル)

センター試験と一般入試は、大学入学共通テストと一般選抜と名前を変え、英語では4技能(読む、聞く、話す、書く)、国語と数学では記述式の問題が出題されることになります。実際に行われたプレテストでは、自己採点の結果と実際の採点での結果が一致しないこと等の課題が明らかとなっています。
AO入試は、知識技能の習得状況に過度においた選抜という記述が削除され、総合的選抜となります。推薦入試は、学力検査の免除という記述が削除され学校推薦型選抜となります。ともに「小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科、科目に係るテスト、資格・検定試験の成績」または「大学入学共通テスト」が必須となります。
30%を超える大学は、入学前教育を実施していない!?
これまでのAO入試や推薦入試では、一部「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」を問わない性格のものとして受け取られ、入学後の大学教育に円滑につなげられていないという課題がありました。そこで、入学前教育にも積極的に取り組める内容に実施要項が変更されることになりました。平成23年度実施要項から、入学後の学習のための準備を努めることとされていましたが、実施している大学はAO入試では69%、推薦入試では86%と結果が出ています。このことから、高等学校・大学と連携し、学習意欲を維持するため、入学前教育を積極的に行うことが内容に盛り込まれています。
(平成33年度大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告の改正について:平成33年度大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告の改正について)
2020年4月の入学生より、理学療法士・作業療法士では20年ぶりにカリキュラム改定が行われます(2019年5月17日のコラムより:2019年5月17日のコラム)。社会的な変化に対応するため勉強内容が今まで以上に増えます。少しでも早い段階で進路を決定しておくこと、入学前に行える教育をしっかりと行うことにより、入学後の専門的な学習をよりスムーズに取り組むことができるのではないでしょうか?
東京福祉専門学校では、将来像を見据えること、専門性を早期から身に着けることを目的に、入学前教育を実施しています。実際の「医療」・「福祉」の専門的な内容から、在校生による勉強方法のプレゼンテーションなどが実施されています。入学前から一緒に勉強する仲間ができることや教員と話しができる安心は、進路を決めるポイントになると思います。
德備 夏子 先生
高等学校で介護福祉士を取得、その後大学に進学し作業療法士を取得。病院や高齢者施設で両資格を活かし現場で働きながら大学院にて修士課程を取得。 そのキャリアを活かし現在、教員を務めている。
座右の銘:いっせーのでみんなに良いこと起こりますように