先輩インタビュー
  • 2014年卒業生

    Iさん

    社会福祉科

    • 社会福祉士
    • 社会福祉法人 大久保学園 地域生活支援センター
    • 東葉高等学校出身

「想い」に寄り添いご本人の希望を引き出したい

入職して5年目。 日々勉強の毎日です!

入職して5年目になります。今年から地域生活支援センター※の担当となりました。主な仕事としては短期入所の受入れ担当として、希望者の見学や契約、受入れの調整などですが、特別支援学校の実習受入れの担当もしています。短期入所は障害のある方や介護が必要な方が短期的に施設に入所し介護・支援が受けられるサービスなのですが、希望者が多く、ほぼ毎日見学の対応をしています。今の部署に配属されてまだ4ヶ月なので、日々勉強の毎日です!

ご家庭の事情をくみ取って、 ご家族の想いに寄り添いたい

希望者が多く、部屋数も限られているので受入れが難しい時もありますが、なるべくご利用者の希望に合うように調整しています。自分の祖母もアルツハイマー病だったので短期入所をよく利用していたんですよ。家族が急用の時もありますし、ずっと介護をしているのは疲れるものです。だから短期入所を希望されるご家族の気持ちはよくわかるんです。見学をされて、契約となった際はご家族からのお話をじっくり聴いて、要望などを聴き取るように心がけています。その要望は受入れ担当者へ直接伝えるようにもしています。自分が窓口でお話を直接聴く立場なので、ご家庭の事情や想いが1番わかります。だからこそご家族の想いに寄り添って、方策を考えていきたいんです。ご家族から「あの時は緊急でしたが、受入れしてくださってありがとうございます」と言ってもらったことがあり、希望に沿った受入れができて本当によかったと思いました。

先入観を持たずにご本人の希望を引き出す

またご家族だけでなく、利用される方の希望も大切です。多くの入所希望者の方やご家族の話を聴いていますが、「聴く姿勢」には常に気をつけています。型にはめてしまうことになるから、自分の想いは言わないようにしているんです。大切なのは利用される方ご本人の想いです。日中の活動として、陶芸班や園芸林産班、木工班など、班ごとにいろいろな活動をしていますが、例えば「手先が器用だからこの班が向いています」と言うのではなく、あくまでもご本人の希望を引き出すようにしています。陶芸班が合っていそうだなと思っても、ご本人が木工班に行きたいと言うのであれば、木工班に行けるように考える。この姿勢はこれからも大切にしたいと思います。

社会福祉士の資格を活かして多くの方の力になりたい

こんな風に思えるのも、在学中にカウンセリングや相談援助の授業で「受容と共感」についてじっくり学べたからだと思います。実習で知的障害者施設や高齢者施設、病院などいろいろな所へ行けたのもよかったですね。元々は病院のソーシャルワーカーを目指していたのですが、知的障害者施設の実習へ行って利用者の方のあたたかさにふれたことがきっかけでこの分野に就職を決めました。中でものびのびした敷地の中、自立に向けてしっかりした方針を持っているこの法人が自分には合っているなと。今年からより社会福祉士の資格を活かした仕事を任せてもらえたので、より多くの方の力になれるようがんばっていきたいと思います。

休みの日は旅行へ行ってリフレッシュ!

旅行が好きでふらっと伊豆までドライブしたり、温泉へ行ったり。仕事柄、いつも人と関わっているので、1人で過ごす時間はリフレッシュにもなります。

先輩の所属する学科