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コラム

大学中退からの正社員就職  ~「学び直し」で資格取得~

大学全入時代

大学進学率ってどのくらいかご存知ですか?

今40代前半の方、ちょうど今の高校生の保護者世代が高校生だった頃は、だいたい25%でした。

つまり4人に1人です。

ところがそこからどんどん数字が伸び、今は2人に1人の割合となっています。

約50%です。

あれ? 全然全入じゃないぞ、と思われるかもしれませんが、そもそも高3生の全員が大学を希望するわけではありません。

選らばなければ全員が大学に入れる時代となったため、「大学全入時代」と呼ばれるようになりました。

「選ばれし大卒」から「全入時代の大卒」へ

 平成4年当時は希望者の内、約半数しか大学に進むことはできませんでした。

 「大卒」であることが「大学で学んだ内容」よりも重視される時代がしばらく続きます。

いわゆる「学歴社会」と呼ばれる時代です。

ところが今、「全入時代」においては入学試験も落とすための入試ではないため、学科試験を課さずに、面接等が重視されるようになりました。

 すると、「大卒であること」よりも「大学で何を学んだか」が重視されるようになってきました。

 大学は教育機関であり研究機関です。大学全入時代になると学問を学ぶことより実務に適性がある人も大学に入学しました。

昔のように「大学卒業」にそこまでの価値がないことから、中退するひとも増えてきました。

増える大学中退者と厳しい現実!

 現在、年間で約50000人が大学を中退しています。

 これは短期大学に進学する人数とほぼ同数になります。

 大学進学者の10人に1人。

 偏差値50未満の大学は平均中退率が2桁を超えています。

 こんなデータがあります。

 大学を中退した方が30歳までに正社員として就業した割合は約4割です。

 これは大卒者の7~8割に対して大きくかけ離れています。

 高卒者も約7割となっており、「大学中退」という経歴が、就職において不利に働くことが読み取れます。

大学中退から安定的な生活を手に入れたAさんの例

千葉県出身のAさん。

高校卒業時は、リハビリ職に興味があり、オープンキャンパスなどにも参加をしたが、模試の結果などから、それなりに名の知れた大学に手が届くと知り、地元のB大学の工学部に進学。

 入学後、学ぶ内容に興味が持てず、また男性が多く、体育会系のノリにも嫌気がさし、徐々に通学が嫌になる。

 卒業後の先輩の進路をみても、特に大学での学びを生かしているようには見えず、このまま4年間通うことに意味を感じなくなり、退学をすることに。

 アルバイトとして続けていた居酒屋も徐々に時給があがり、月20万を超える収入が入ってきていたため、しばらくズルズルとフリーター生活を続けるも、大学を卒業し就職をした同級生たちと話をしていると、ボーナス等の正社員給与の仕組みを知り、このままではいけない、と真剣に将来を考えるようになる。

 就職活動や、バイト先から正社員登用の話ももらうが、安定した将来のために、資格をとることを決意。

実は「社会人」の方が多い専門学校も少なくない

専門学校というと高校生の進学先をイメージされる方も多いかと思いますが、実は最近は社会人の方の「学び直し」も増えてきています。

 Aさんの場合も、もともと興味のあったリハビリの仕事に就くために、3年制の専門学校に進学をし、見事資格を取得しました。

 働き始めは、30歳でしたが、国家資格をもっていると年齢や経歴はほとんど関係なく、いくつか内定をもらった中で、一番条件にあった職場に就職が決まりました。

 数年でマネジメントする立場となり、今は2児の父です。

本当にやりたいことにこだわって

大学をやめてフリーターになった方、いまがあなたのキャリアを見直すチャンスです。これまで学んだことや経験を活かして新しいあなたのキャリアを作ってください。

 そのために、専門学校で資格をとる、という道もぜひ知っていただきたい手段です。

 お金が……、時間が……、と思う方もいると思いますが、実は社会人向けのさまざまな奨学金や中には返還不要の修学資金がでる職種もあります。

 時間についても、焦って就職をしたところで、大卒者は新卒で入った会社を3年以内に3分の1が辞めています。

 本当にやりたいことにこだわってください。

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