研修2日目☆いよいよ研修開始!福祉国家スウェーデンから学ぶ
今日からいよいよ福祉国家スウェーデンから学ぶ研修がスタートしました!!
時差ボケも解消!!皆んな朝から朝食ブュッフェを沢山食べ元気いっぱいです!!
まず、初めにマルメ市の持続可能な都市計画について市役所の職員様よりプレゼンテーションをして頂きました。

スウェーデンの消費税は25%!!
これだけを聞くと「高いなぁ」とお感じになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、この理由を明確に教えて頂きました。
充実した福祉制度、高い社会的な信頼、そして個人の自由を尊重する文化があります。充実した福祉制度は、教育費の無償化や、医療・育児に関する手厚いサポートによって安心感を提供し、税金が「還元されている」と感じさせることで税負担への不満を減らしています。また、社会的な信頼性と個人の自由を尊重する文化が、ワークライフバランスの実現や、個人の多様な生き方を後押ししています。
だからこそ、スウェーデンは幸福度が高いのです。
社会福祉や介護福祉を学ぶ学生たちは、日本との、大きな違いに驚きながらも、どんどんと興味関心が高くなり、プレゼンターの話に耳を大きくしながら話を聞きノートがメモで溢れていました。
また、マルメ市の課題でもある移民問題や貧困問題、介護人材不足についてたくさんの質問も積極的していました。
日頃、学校での学びがベースとなりたくさんの気づきや疑問が生まれているのだと思います。

第2部では医療・介護行政局の方のプレゼンテーションを拝聴。在宅介護が主流であるスウェーデン、日本との違いや今後の課題などをお伺いする事ができました。スウェーデンと日本の課題は近しい事もあり、興味津々の学生たち。


講演後、プレゼンターの方からお呼び出しが、、、。
(何か怒られる!?と私はちょっとドキドキ)
驚きました!職員の方が「今までにもこの様なスウェーデンの福祉を学びにきた人達はいました。こんなにも真剣に話を聞き、こんなにも緊張をする質問をもらったことはなかった」「こんなにも福祉を真剣に考える若者がいる日本は素晴らしい。期待の大きい学生だ!」と!!!
なんとも有難いお言葉でした。そして、とても誇らしかったです。

皆んなで美味しいランチを頂いたあとは、、、

高齢者施設であるグループホームに見学へ伺いました。個人の自由を尊重したケアの実践についてお話しを伺い、実際にサービスを受けていらっしゃる85歳のご利用者様にインタビュー!!
インタビューの場所はこのご本人のお部屋で。
私は介護福祉士です。こんな機会を頂けることは簡単なことではないとはよくわかります。
プライバシーの観点や感染の観点、ご本人様のご負担などを考えるとお断りされてもおかしくない。
そんな中、快くお引き受け頂いたことにただただ感謝。
グループホームでのお暮らしについて、職員様についてなどたくさんのご質問にお答え下さいました!
また、この方は認知症予防でマリオブラザーズのパズルをやられており「マリオ!マリオ!!Nintendo!」と共通の話題で学生たちと笑顔の時間を過ごす事ができました!!貴重な時間であり、ここでの、研修がなければ出会う事ができなかった体験だったと思います。


充実した午前、午後の研修。本日、最後のプログラムはスウェーデンの文化であるフィーカを体験。
フィーカとはコーヒーや紅茶を飲みながらコミュニケーションを重視した休憩時間のこと。
今日受けたお話しのディスカッションをしながら、Morotskaka(モーローツカーカ)というにんじんケーキ等を美味しいコーヒーを頂きました。
フィーカをさせてもらいましたお店は広大な庭園のなかにある可愛いお店。みんなの写真撮影が止まりません!!




また、海外に慣れてきた学生たちは自ら店員さんに声をかけ英語でコミュニケーションをしています!!学生たち一人ひとりがたくさんの刺激をうけ進化をしているのが手に取るようにわかります!!

また、明日からの研修がものすごく楽しみです。
明日は介護・社会福祉・保育の各分野に分かれた研修になります。より専門性を高め学びを深めていきます!!私は社会福祉チームを引率します!
また、明日の様子もお届けいたします!!