コラム

専門学校から公認心理師を目指す「心理カウンセラー科」 2020年度入学選考のポイントと準備は?

東京福祉専門学校は、公認心理師を目指すためのカリキュラムを持つ唯一の専門学校です(2019年度入試現在)。募集初年度の2019年度入試では、大学の心理系学科を志望していた方がオープンキャンパスで専門学校への学びに興味を持ち、入学いただくケースが多くありました。また募集定員に達して以降も、今年は大学を目指していたけれども次年度は専門学校を目指すという方から、2020年度入試に向けた問い合わせが増えているところです。

その際に、もともと心理系大学入試の勉強をしてきたみなさんから、専門学校を受験する際の入試選考の内容やポイントについて質問を多くいただいていますので、まずはこちらで解説いたします。

 

目次

1.公認心理師養成の本格スタートが招いたこと(2019年度大学入試)

2.心理カウンセラー科入試試験の選考内容とは

3.心理カウンセラー科の受験のために取り組むことは

4.おわりに

 

1.公認心理師養成の本格スタートが招いたこと(2019年度大学入試)

新たな国家資格「公認心理師」の養成が本格的にスタートし、2019年入試では、公認心理師資格を目指す大学の倍率は軒並み上昇したようです。本校の2019年新設学科「心理カウンセラー」も、本校の募集学科の中で一番早く募集定員に達し願書受付を終了しました。

 

さて、心理分野を目指していた方の中には、残念ながら志望していた学校への進学が叶わず他分野の進学を検討する方や、次年度の入試に切り替えるという方も多いと思います。その中で、目指していた分野と違う道に進むことへの迷いや、進学準備に向けた予備校や塾の費用などに不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

また、新高校3年生のみなさんも、心理分野の大学の難易度や倍率上昇の不透明さ、推薦入試と一般入試の両方を視野に入れる必要など、心配な点も大きいのではないかと思います。

 

そんななかで、私たちが提案したいのが、心理の学びにつながる対人援助スキルと知識技術を磨きながら、東京福祉専門学校心理カウンセラー科を目指すという選択肢です。

心理カウンセラー科の学びの内容についてはこちら

 

 

2.心理カウンセラー科入試試験の選考内容とは

東京福祉専門学校心理カウンセラーには、英語や国語などの学科試験はありません。なぜなら、これから心理カウンセラー科で心理を学ぶために必要とする求める学生像の指標に、「大学入試用の学習スキルの習得度」を含んでいないためです。

 

私たちが入学選考で問うのは、対人援助職を学ぶ上での姿勢と、本学科で学び身につける専門性の理解です。具体的には以下の心理カウンセラー科アドミッションポリシー(入学時に求める学生像)で示しています。

 

アドミッションポリシー

 

建学の理念(実学教育、人間教育、国際教育)に共感出来る人材を受け入れます。

 

・挨拶を大切にできる人。他者の多様な価値観やあり方を尊重し、自身とのちがいを柔軟に受け止めた上で、他者と積極的に協調・協働する姿勢を持つことができる人。

・福祉的支援についても学び、その知識・技術を身につけることに意義と目的意識を見出せる人。また、卒業後も自らキャリア開発を続け、心理・福祉の2つの専門性を持って個人や地域社会に貢献できる対人援助職を目指す将来像と向上心を持つ人。

・卒業時に精神保健福祉士国家資格取得を目指して自ら主体的に学ぶ姿勢を持つとともに、自己の課題にも向き合い解決を志向できるキャリア意識を備えた人。

 

AOエントリー面談や入試面接では、これらに合致した人物であるかを、1対1でじっくりおうかがいします。そのためにも、自分自身と対話し自分の強みやこれから取り組みたいことを考え将来の目標を設定するともに、それに向けて自分自身を磨くアクションを起こし、自信を持って面談や面接に臨むことを期待します。では、入試までにどんなことをする必要があるのか、以下で確認していきましょう。

 

3.心理カウンセラー科の受験のために取り組むことは

 

A.オープンキャンパスで学科の学びを知ってください

オープンキャンパスは、年間を通して土日を中心に毎週開催し、当日はなるべくみなさん一人ひとりとお話しをする時間を確保しています。学科の説明では、福祉と心理を学ぶということが将来どういう力につながるのか、そのためになぜもう一つの国家資格である精神保健福祉士を取得するのかを詳しく説明しています。また、体験授業は、実際に心理や福祉の学びの体験を通して、自身の興味や目指したいことと合っているかどうかを判断する材料になります。

オープンキャンパスの日程・体験メニューはこちら

 

 

B.人に関わる専門職に必要な基礎力を磨いてください

高校をすでに卒業した方は、ぜひ人と関わるアルバイトやボランティアなどをたくさん経験することをおすすめします。例えばコンビニやカフェ、ファミレスなどで働くことは、基本的な挨拶やコミュニケーションスキルを磨き、地域でどのような方が暮らし働いているのかを知り多様性を実感するなど、たくさんの学びの要素があります。アルバイトに目的を持って取り組むことは、お金を稼ぐだけでなく、将来につながる学びの機会になります

 

また高校3年生の方は、学校行事や部活動などに、ぜひ積極的に役割を持って参加してください。他者と何かを目指すプロセスの中で生じる、意見が違うなかでの対立や葛藤、自分の感情をコントロールする力、目標に向かって合意形成をする力などは、多職種連携が必要とされる公認心理師や精神保健福祉士を目指すための基盤になります。

 

C.実技特待生講座で仕事と学びのイメージを強化してください

東京福祉専門学校ではAO入試出願者を対象に実技特待生試験(受験は任意)を行っています。心理カウンセラー科は、カウンセリングの基礎の理解と実践が試験内容になります。特待生試験では、自身がカウンセラー役になってクライエント役にコミュニケーションを図っていただきます。その知識と技術を身につけるために、4月から月2回の実技特待生講座を開催し、講義・演習を受けながら学んでいきます。もちろん特待生になり学費一部免除を狙うことも目標になりますが、講座を通して自身の目指す仕事像を明確にし、どんな学校生活を送っていきたいかを考えるきっかけになるプログラムです。実技特待生試験の内容や講座については、詳しくはオープンキャンパスで説明します。

 

4.おわりに

進学準備のための直前の1年間は、自身が成長するチャンスの期間です。大学入試用の学習スキルを身につけることが、一つの選択肢ではありません。いずれにせよ大事なのは、目的を持って有意義に過ごすことです。

2020年4月の学校生活スタートに向けて、専門学校で心理を学ぶ選択肢に興味を持った方は、ぜひ一度オープンキャンパスで東京福祉専門学校の強みである「実践的な心理の学び」をぜひ体感してください。多くの方にお会いできることを、私たちも楽しみにしています。

関連学科

心理カウンセラー科 4年制

対象:高校卒業以上の方

コラム:カテゴリー

公認心理師心理カウンセラー

コラム:タグ

カウンセラー入試公認心理師心理臨床心理士選考基準

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