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コラム

これからの作業療法士 ~作業療法士の将来性~

超高齢社会の処方箋

 日本はついに『超高齢社会』(総人口に占める65歳以上の高齢者率25%以上)とよばれるにいたりました。また、団塊の世代が75歳以上(後期高齢者)になることが「2025年問題」とよばれ、社会の大きな問題となっています。
多くの高齢者を少ない若年者で支える社会が到来しています。社会保障費と医療費を削減する必要があります。

国はそれに対応するために、介護予防や虚弱予防などの健康寿命を伸ばす施策と同時に、複数の医療・福祉サービスが地域の中で連携することで、誰もが地域の中で、安心して自立した暮らしを送ることのできる環境を作ろうという地域包括ケアシステムを打ち出しました。

「生活」をみる視点を持つ作業療法士

 健康寿命の延伸と地域包括ケアシステムのいずれも、これまで医療が疾病や障害に向けた眼差しを生活に向け直す変革を必要としています。
理学療法士や言語聴覚士などのリハビリ従事者の中で作業療法士は特に対象者の生活をみる視点をもっています。
作業療法士には、ひとの生活をさまざまな「作業」の積み重ねととらえ、それを身体面と社会・心理面から医学的に分析し、病気や障害によって支障の生じた「生活」に対して医学的な根拠に基づいた支援や指導を行うことで、生活の改善や生きがいの回復につなげることができるという特長があります。その人らしい生活を支援することが作業療法士の専門性といえます。その人にとって意味のある作業に焦点を当てた評価・介入ができるのが作業療法士なのです。

住み慣れた地域の中で、自分らしく生活するための支援として、身のまわりのことが出来るようになることだけでなく、生きがい活動や役割活動の継続などを支援する仕事です。

人生の再建を助ける作業療法士

 医療や福祉の分野でも、ロボットやAIなどで人間の仕事はどんどん変わっていくといわれます。リハビリの中でも機械化される部分もあるでしょう。
しかし、社会面や心理面を含めた生活の改善や生きがいの回復は機械化することは困難です。作業療法士は超高齢社会でますます重要になる仕事です。

 ひとに対し生活の再建を助けるだけでなく、人生の再建を助ける作業療法士は、2025年問題の救世主ともいえるのではないでしょうか。

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