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コラム

夜勤のある仕事ってつらいの?

特別養護老人ホームの仕事は24時間365日。そこに介護の仕事の大変さをイメージする人も多いと思います。これから介護の仕事をしたいけど夜勤が不安という方もいらっしゃるかもしれません。今回はそのあたりを、私の現場経験を踏まえてお伝えします。

都内の特別養護老人ホームの勤務体制(例)

早番 6:30-15:30

日勤 8:30-17:30

遅番 10:00-19:00

夜勤 16:30-9:30

宿直 8:30-(翌)12:00

こんなシフトでの交代勤務でした。

では、ある1週間のシフトを見てみましょう。

月           火           水           木           金           土           日

早番       日勤       夜勤       明け       休み        遅番      休み

たとえばこんな感じです。いかがでしょう?

夜勤が1回あって大変そうと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

が、違う視点で見てみると、実はいわゆる通勤の満員電車に乗るのは、週に1回しかありません。真夏の暑い時期、遅刻しまいとあわてて飛び乗った満員電車で汗がダラダラ。でもしばらくすると冷房が冷えすぎて寒くなる・・・という何とも言えない経験がある方も多いのではないでしょうか。

さらにポイントは「明け」勤務。9時半にその日の日勤者に申し送りが済んだら帰宅できます。夜勤中には仮眠をとって休憩できる時間もあるので、そのまま旅行に行くなんていう方も。

また、ほとんどの介護施設では月ごとにシフトを組むので「月替わりマジック」と呼ばれるような連休の組み方もありました。月間のシフトの終わりと次のシフトの始まりを休みにすると、3連休や4連休をとることもできました。私の友人の中には、サーフィンが大好きで大好きで、いわゆるサラリーマンから介護福祉士に転職した人がいます。介護福祉士を持っていれば、就職することはそんなに難しくありません。その友人は、海の近くの施設を探して、その近くに住んで、仕事とサーフィンを楽しむ毎日を送っています。

それでは、毎日定時の9時から17時という勤務体制と、上記のような介護職員の交代勤務とどちらが大変なのでしょうか?

ここでお伝えしたいのは、どちらが良いか悪いかという話でも、楽か大変かということでもありません。ちょっと見方を変えるだけで、一般的な夜勤や介護の大変なイメージとは違う姿が見えてきませんか?

ちなみに、パートの職員さんの中には「夜勤専従」という勤務形態の方もいらっしゃいました。家族や自身のライフスタイルにより、夜勤のみという働き方を選択されているのです。

「働き方改革」=「長時間労働を無くそう」という視点で捉えがちですが、多様な働き方で自己実現という意味では、シフト勤務や夜勤という選択肢もあるのではないでしょうか?

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この記事を書いた人

高橋 利明 先生

 大学で社会福祉士を学び、卒業後社会福祉士・介護福祉士として介護施設に勤務。学生時代は野球ばかりの生活を体験し、自ら教育の重要さを痛感し転身。現在介護福祉士科の責任者を務めると共に「日本の福祉現場力を高める研究大会」企画委員として活躍。
座右の銘
早寝、早起き!

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