保育士に必要な能力・スキルとは?スキルアップの方法を解説
保育士に必要な能力

「保育士になりたいけど、どんな能力が必要なんだろう?」
「資格を取るだけじゃなくて、実際に現場で使えるスキルって何?」保育士は子どもの成長を支える専門職として、知識・技術・人間力のすべてが求められる仕事です。その能力は「生まれつき持っていないとダメ」というものではなく、学びと経験の中で着実に磨いていけるものばかりです。
この記事では、保育現場で実際に働いていた経験者が「本当に重要だと感じた能力」を中心に8つのスキルを解説します。スキルアップの方法や、取得しておくと役立つ資格もあわせてご紹介します。
保育士に必要な能力・スキル一覧
まず8つの能力を一覧で確認しましょう。
| チェック | 能力 | 一言説明 |
|---|---|---|
| □ | ① 発想力・遊びの展開力 | 身近なものを使って遊びを生み出す力 |
| □ | ② 観察力(視診と変化への気づき) | 子どもの小さな変化を見逃さない目 |
| □ | ③ エンターテイメント力 | 子どもを楽しませる表現・演じる力 |
| □ | ④ 保護者とのコミュニケーション力 | 信頼関係を築き、適切に連携する力 |
| □ | ⑤ 「想い」を持って関わる力 | 子どもの成長を願い、個性を引き出す力 |
| □ | ⑥ 体力・健康管理能力 | 子どもと全力で関わり続けるための土台 |
| □ | ⑦ チームワーク・報告・連絡・相談 | 同僚・施設全体と連携して保育を進める力 |
| □ | ⑧ 記録・書類作成能力 | 連絡帳・指導案・日誌を正確に書く力 |
発想力・遊びの展開

日常生活で使用するさまざまな物や言葉を使って子どもと遊ぶことを生み出していくことに必要な発想力。
例えば、ゴミとなる牛乳パック・割り箸・紙コップ・ティッシュの箱などを使用し製作を行う廃材遊びや、あいうえお表を使ったしりとりなど、発想次第で、遊びを通して、こども達と楽しみながら物を大切にする事や、文字や数字の学びにも繋げて行く事ができます。
発想力は生まれ持ったセンスだけでなく、様々な遊びや活動を学ぶことで養われます。東京福祉専門学校のこども保育科では、製作実習・音楽・体育など幅広い表現活動を通じて、保育の場で使える発想力を体系的に学べるカリキュラムを用意しています。
視診と変化
日々の生活のなかでこどもの小さな変化に気づくことの出来る視点を持つこと。
こどもの登園時や食事のときなど、体温や顔色の変化だけでなく、内面てきな所にまで気づいてあげることで一人ひとりの子どもとの信頼関係を築く事が出来ます。
たとえば、「今日は少し元気がないかも」という小さな気づきが、ネグレクトや虐待の早期発見につながることがあります。こども家庭庁が推進する「子どもの権利」の観点からも、保育士の観察力は社会的に非常に重要な役割を担っています。観察力は日々の保育の中で少しずつ磨かれていくものです。
エンターテイメント

保育士は究極のエンターテイナーこども達を楽しませる為に時にはお笑い芸人の様に時には格好の良いスポーツ選手にと変身しなければなりません。
保育士はこども達にとって何でも出来るスーパーヒーローです!!
だからこそ何にでもなれる様演じる事が大切なんです。
運動会や発表会では職員の出し物としてコーラスやバンドを行ったり職員全員で劇をする園もあったりします。自分の中では自身のないスポーツだとしてもこどもたちから見れば自慢のたった一人の先生です。どう格好良く可愛く、素敵に見せれるかがポイントです。
保護者との関わり
保育士はこどもとだけ関わっていれば良いというわけではありません。
発達の過程に乳児にはひっかきや噛み付き、こどもの怪我は自我が出てきてこども同士のケンカが増える事で多くなります。そんな時もちろん、保護者へ報告をしなければなりません。
【保護者対応で大切な3つのポイント】
①事実を正確に・感情的にならずに伝える: 子どもの怪我や出来事は、事実ベースで冷静に報告する
②日頃からの関係構築を大切にする・送迎時の一言・連絡帳での丁寧なやりとりが信頼の土台になる
③困ったときは一人で抱え込まない・主任・園長と連携して対応することが重要
こどもから好かれることは必要ですが、それが100パーセント良い保育士と、評価されるかはまた別の話で、少なからず保護者と関係を築いていないと思いもよらないクレームを生んでしまう可能性もありますので注意が必要と得るでしょう。
想い
保育士に何よりも大切だと私が感じるのがこの『想い』です。
保育士の仕事は、傍から見ればこどもと遊んでいるだけやこどもの世話をしているだけの仕事だと思われがちですが、本当に大切なのは、その一人ひとりの子にどのように成長してもらいたいのか、どのような人間になってもらいたいのかという保育士の想いが重要になってきます。こどもたちの個性を感じとり、それをどのように最大限に伸ばすことが出来るかを考える必要があります。
体力・健康管理能力
保育士は1日中子どもたちと動き回り、抱っこや外遊び・行事の準備など体力を要する場面が多くあります。元気に子どもたちと関わり続けるためには、自分自身の健康管理も重要な能力です。適切な睡眠・食事・適度な運動で体力を維持することが、長く活躍できる保育士の基盤になります。
チームワーク・報告・連絡・相談
保育は一人で行うものではなく、複数の保育士・主任・栄養士・看護師などが連携して進めるチームワークの仕事です。「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」を欠かさないことは、子どもの安全を守ることにも直結します。新人保育士はまずこの「ホウレンソウ」を徹底することが信頼構築の第一歩です。
記録・書類作成能力
保育士には連絡帳・日誌・指導案・個人記録など多くの書類業務があります。正確でわかりやすい記録を残すことは、保護者との信頼構築や、次の担任への引き継ぎにも重要です。近年はICT(タブレット・アプリ)を活用する園が増えており、基本的なパソコン・デジタルツールの操作能力も求められるようになっています。
保育士の能力をスキルアップする方法
保育士としての能力を高めるための主な方法は以下のとおりです。
① 実習・現場経験を積む
どんな知識も現場での経験によって本物の力になります。東京福祉専門学校のこども保育科では保育実習を多く設けており、学校での学びを実際の現場で活かす機会が充実しています。
② 保育に役立つ資格を取得する
保育士資格に加えて以下の資格を取得すると、専門性が高まりキャリアアップにもつながります。
| 資格名 | 特徴 |
|---|---|
| 幼稚園教諭免許 | 保育士と合わせて持つことで就職の幅が広がる |
| 絵本専門士 | 読み聞かせ・絵本選びの専門知識を習得 |
| チャイルドコーチングアドバイザー | 子どもの個性を引き出すコーチング技術 |
| 運動保育士 | 体を使った遊び・運動指導の専門知識 |
③ 保育士キャリアアップ研修を受講する
こども家庭庁が推進する「保育士等キャリアアップ研修」を受講することで、専門的な知識を深めながら処遇改善加算の対象になることもあります。乳児保育・食育・アレルギー対応・障害児保育など分野別の研修が用意されています。
保育士の能力に関するよくある質問
Q. 保育士に必要な能力は何ですか?
A. 主な能力は「発想力・遊びの展開力」「観察力」「エンターテイメント力」「保護者とのコミュニケーション力」「子どもへの想い」の5つに加え、「体力・健康管理」「チームワーク」「記録・書類作成能力」も重要です。これらは生まれつきではなく、学びと経験の中で磨けるものばかりです。
Q. 保育士の能力はどうすれば身につきますか?
A. 専門学校での授業・実習・資格取得が最も効果的です。
特に保育実習では教室では学べない現場の感覚が身につきます。
東京福祉専門学校では保育士資格を取得できるカリキュラムを設けています。
Q. 保育士に必要な能力で最も重要なものは何ですか?
A. 現場経験者目線では「子どもへの想い」が最も大切とされています。どんな技術も、子ども一人ひとりの成長を願う気持ちがあってこそ活きます。次いで「観察力」と「保護者とのコミュニケーション力」も日常業務で特に重要度が高い能力です。
Q. 保育士として未経験でもスキルを身につけられますか?
A. 身につけられます。東京福祉専門学校の卒業生も、入学時は「全部当てはまるか不安」だった学生が多くいますが、授業・実習・仲間との学びを通じて着実に力をつけています。最初から完璧である必要はなく、「学ぼうとする姿勢」が大切です。
Q. 保育士のスキルアップに役立つ資格はありますか?
A. 保育士資格・幼稚園教諭免許のほか、絵本専門士・チャイルドコーチングアドバイザー・運動保育士などが専門性を高めるのに役立ちます。こども家庭庁が推進する「保育士等キャリアアップ研修」の受講もスキルアップと処遇改善につながります。
最後に
保育士に必要な能力をまとめます。
現場で特に重要な8つの能力
発想力・観察力・エンターテイメント力・保護者コミュニケーション力・想い・体力・チームワーク・記録作成能力などこれらは生まれつきではなく、学び・実習・経験で磨いていける。スキルアップには実習の積み上げ・資格取得・キャリアアップ研修が有効最もで大切なのは「子どもへの想い」技術より先にあるもの国家資格だからこそ、能力の幅は広くなります。しかし大切なのは、「子どもたちのために何ができるか」を常に考え続ける姿勢です。
熱意を持って子どもたちに関わる保育士が増えることが、子どもだけでなく日本の未来を変える力になるでしょう。東京福祉専門学校のこども保育科では、保育士資格を取得しながら、実践的な能力を磨ける環境が整っています。