高校卒業後の進路選択に迷ったときの考え方
高校生の皆さん、高校は卒業したけどまだまだ悩んでいる方、進路について悩むことは決して珍しいことではありません。むしろ、多くの人がその壁にぶつかり、迷いながら未来を模索しています。悩んでいる皆さんは下記のような思いで悩んでませんか?
- やりたいことがたくさんあって絞れない
- 失敗するのが怖くて一歩が踏み出せない
- やりたいことはあるけど仕事としては難しい
- 親の意見と自分の希望が食い違っている
- 自分はゆっくり決めたいのに親や周りからうるさく聞かれる
- 楽なこと(仕事)を探したい
- 新しい環境に不安がある
- 周りは皆は進路が決まってるのに自分だけ決まらない
- 周りも決まってないから自分もまだ決めなくて大丈夫かな?
進路選択に悩むことは、あなたが真剣に未来を考えている証拠です。やりたいことがたくさんあるのは、あなたが多くの可能性を秘めているから。逆に「やりたいことがわからない」という悩みも、これからの人生で新しいことを見つける余地があるということです。どちらもポジティブに捉えてみましょう。
進路選択のヒント
進路を考える際に役立つ3つの視点を紹介します。
- 好きなことから考える
授業で楽しいと思える教科や、日常で夢中になれる趣味を洗い出してみましょう。例えば、音楽が好きなら音楽関連の仕事や学問を調べてみる。好きなことは、長く続けられる仕事のヒントになります。 - 得意なことを見つける
自分の強みや得意なことを考えてみましょう。例えば、人前で話すのが得意なら、教育や営業の仕事が向いているかもしれません。得意なことは、あなたが自然と輝ける分野です。 - 理想の暮らしを描く
将来どんな生活を送りたいかをイメージしてみましょう。安定した収入が欲しいのか、自由な働き方を求めるのか。暮らしの理想から逆算して進路を考えるのも一つの方法です。
進路選択に迷ったときの考え方
進路選択に迷うのは当然のことです。迷いを解消するための具体的なステップを以下に示します。
- 焦らず時間を取る
進路選択は急いで決めるものではありません。まずは焦る気持ちを置いて、自分と向き合う時間を作りましょう。 - 選択肢を広げる
進路は一つに絞る必要はありません。例えば、大学や専門学校に進学しながら趣味を追求する、安定した職業を目指しつつ副業で好きなことをするなど、複数の道を同時に進むことも可能です。 - 親や周囲との対話を大切にする
親や先生の意見は、あなたを心配してのものです。しかし、最終的に進路を選ぶのはあなた自身。自分の気持ちをしっかり伝え、対話を通じて理解を深めましょう。 - 希望の仕事や学校を見学する
まずは気になる仕事を見学したり体験してみましょう。見ることや実践してみることで自分にできる内容なのか分かることがあります。また、その仕事をやっている人にも話を聞いて自分で感じてたことと実際の状況が合っているのか確認してみることも良い方法になります。そして分野がある程度決まったら学校見学にも行きましょう。ただ、間違えたとしても無駄な時間にはなりません。自分の将来に向けて真剣に悩んだ結果たどり着く進路になります。
進路選択は人生の一部でしかない
進路選択で失敗を恐れる気持ちは自然なことです。進路選択は確かに重要ですが、それが人生のすべてではありません。
- 失敗は成長の糧になります。安全な道と危険な道があるなら、時には危険な道を選ぶ勇気も必要です。挑戦することで得られる経験は、あなたの人生を豊かにします。
- 一度選んだ道が違うと感じたら、方向転換することもできます。進路は柔軟に考え、変化を恐れないことが大切です。そして進路変更する時は、今やっていることを終了させて次へ行くと経歴上も問題なく変更することができます。
- もし失敗したと思っても落ち込まないことです。落ち込むと体が動かなくなり悪いことばかり考えてしまいます。それよりもどういう状況だったのか良かったこと悪かったことを細かく洗い出して自分理解につなげましょう。また、カウンセラーや進路選択の先生に相談するなどたくさんの人の意見を取り入れることも有効になります。
東京福祉専門学校のキャリアデザイン科の学生の場合
ここで事例をいくつか紹介します。
・Aさんの場合・・・
《入学前》
別分野の専門学校でグループワークや自己PR作成うまくいかなかったことから、「自分は何が得意なんだろう」「進学と就職どちらが良いのか分からない」といったような悩みを持ち、家庭環境も複雑なことから体調が悪化して学校にも行けなくなっている状況にあった。
《キャリアデザイン科へ入学後》
グループワークを通して色々な人と会話できる環境が授業の中にあり、そこで友達ができたので気持ちが少しずつ安定していった。進路に関しては、大学への進学や接客業の就職にするかで悩んでいるが、自己PRの具体性不足からなかなか進まず、アルバイト活動も失敗するかもしれない、と不安になっていた。しかし、授業の中で自己PRにつながる内容は多く、授業に参加しているといつの間にか自己PRが出来ていることから、無理なく進路活動を進めることが出来るようになった。また担任が何度か面談を行うことによって少しずつ気持ちに変化が出てきたため、キャリアセンターの先生と連携して複数の企業説明会や就職面接も学校で実施しし、安心した環境の中で進路活動を進めていくことができた。初めは不安が高く消極的だったAさんだが、少しずつ不安を取り除いていくことで卒業前に正社員で就職することができた。
・Bさんの場合・・・
《入学前》
進路選択に対する不安を抱えながら、親からは就職するように言われてハローワークにも通っていたが、うまく進めることができず、学校では遅刻や欠席が増えてしまっていた。そのことで周囲に迷惑をかけたことを気にし、さらに動けなくなり不安定な状況となっている。周囲からの信用がないと感じて自分の評価が低くなり、社会に出る準備ができていないことに困っていた。
《キャリアデザイン科へ入学後》
入学当初は清掃業や製造業を希望していたが、自分から報告・連絡・相談ができず、申し込んだ企業との連絡がうまく取れず不安を抱えていた。しかし、担任との面談や三者面談を通じて学校の進路活動に参加することで、学校と関わりのある企業であれば不安なく仕事に取り組めると気づくことができた。その結果、報告・連絡・相談の面でも変化が見られるようになり、何が課題なのかが分からず進められなかった就職活動も、具体的な内容を理解できるようになった。最終的には当初の希望通り製造業に正社員として就職することができた。
最後に:あなたの未来はあなたが決めるもの
進路選択に悩むことは、あなたが未来を真剣に考えている証です。迷いながらも一歩ずつ進むことで、きっと自分に合った道が見つかるはずです。焦らず、自分の気持ちに正直になりながら進路を選んでください。あなたの未来は、あなた自身の手で切り開くものです。
東京福祉専門学校のキャリアデザイン科は、進路選択に悩む高校生にとって、自分自身を理解し、将来のキャリアをデザインするための強力なサポートを提供します。また、AI時代に必要な創造力と優しさを兼ね備えたキャリアを一緒に描くことが出来るよう、資格取得にもつながるIT教育にも強化をして多様な体験を通じて成長し、自分に合った進路を見つけるための第一歩を踏み出すことができる環境が整っています。進路に対する不安を抱えるあなたも、ここで新たな可能性を見つけてみてはいかがでしょうか。これまでの先輩たちも継続できる進路へ進めたことで、この1年間がとても充実していて良かったと言ってくれてます。私達は進路選択に自信が持てずに不安を抱えている高校生を応援しています!