医療のプロを目指しながら、子どもの笑顔を守りたいあなたへ
高校生のみなさん、進路希望調査の紙を前にして、こんな風に悩んでいませんか?
「人の役に立つ医療やリハビリの仕事に就きたい」
「でも、子どもも大好きで、子どもに関わる仕事も捨てがたい」
「小児科の看護師? 小児のリハビリ? 自分の本当にやりたいことってなんだろう……」
もしあなたが「医療職への憧れ」と「子どもへの情熱」の両方を持っているなら、最初に伝えたいことがあります。どちらかを諦める必要はまったくありません。
実は今、その2つの想いを両方持っていること自体が、これからの時代にものすごく求められている「最強で最高の強み」なのです。
目次
医療現場で子どもと長く関わる「作業療法士」という選択
医療の現場で子どもと関わる仕事というと、医師や看護師を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、医療の中でも「子どもの日々の成長や『できた!』という瞬間に一番長く寄り添える」のが、リハビリの専門職である作業療法士(OT)です。
病院でのリハビリというと、怪我や病気をした大人の患者さんが歩く練習をするイメージがあるかもしれません。しかし、子どもに対するリハビリ(小児リハビリ)は、大人への支援とは考え方が根本から異なります。
大人向けのリハビリ:病気や怪我で「できなくなったこと」を元の状態に戻す(復職・生活復帰)アプローチ
子ども向けのリハビリ:生まれつきの特性や発達の遅れに対して、これから「できること」を増やしていく(発達・成長)アプローチ
子どもにとってのリハビリは、つらい訓練ではなく「遊び」を通したワクワクするチャレンジなのです。
「あそび」がリハビリになる、作業療法士の「魔法」
作業療法士は、子どもたちが夢中になれる“遊び”の中に、医学的なアプローチを組み込んでいきます。
ケース①:「手先が不器用で、ハサミや箸がうまく使えない」
ただ練習させるのではなく、「なぜ手先がうまく動かないのか?」を医学的に分析します。目と手の連動(目手協調)が苦手なのか、指先の筋力が弱いのか、手のひらの感覚が鈍いのか。原因を見抜いたうえで、粘土をこねたり、小さなシールを絵に合わせて貼ったり、トングでピンポン玉をすくったりする「遊び」を提案します。
ケース②:「体のバランスをとるのが苦手で、よく転んでしまう」
筋肉量の問題なのか、耳の奥にあるバランスを感じるセンサー(前庭感覚)の発達が未熟なのかを評価します。そして、トランポリンでジャンプしたり、ブランコに揺られたり、アスレチックで全身を使ったりする「遊び」を通して、楽しみながら自然と体幹やバランス感覚を育んでいきます。
ケース③:「大きな音や特定の手触りが苦手で、集団生活でパニックになる」
脳が感覚刺激をうまく整理・処理できていない(感覚統合の課題)可能性を考えます。大きな音が苦手な子には安心して過ごせる落ち着く空間を作ったり、特定の感触が苦手な子にはスライムや砂遊びなど段階的に多様な感覚に触れる「遊び」を取り入れたりして、脳の感覚処理機能を少しずつ整えていきます。
保育や療育の現場に、こうした発達の専門知識を持った作業療法士がいることは、現場の保育士や保護者の方々にとっても非常に大きな安心につながります。
なぜ「東京福祉専門学校 作業療法士科 こども専攻」なのか?
「それなら、普通の作業療法士の勉強だけすればいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、一般的な作業療法士の養成校では、カリキュラムの9割以上が大人を対象とした「医学」の学びで占められています。
「医学的な知識はあるけれど、目の前の子どもがどうして泣いているのか、どう声をかければ心を開いてくれるのかわからない……」
「マンツーマンのリハビリ室ではうまくできるのに、幼稚園や保育園、学校という『集団生活』の場に戻ると、やっぱりうまくいかないと言われてしまう……」
医療の視点だけでは、子どもの日常生活や心の機微を取りこぼしてしまうことがあるのです。そこで誕生したのが、東京福祉専門学校の作業療法士科「こども専攻」です。
私たちは、子どもの未来を本当の意味で支えるためには、「科学的な視点(医療)」と「子どもに寄り添う視点(保育・教育)」という2つの強力な武器が絶対に必要なのだと考えました。
① 「身体と脳のプロ」になる医学的アプローチ
骨や筋肉の構造、脳神経の仕組みから、多様な発達障害(ASD、ADHD、DCDなど)の特性、精神医学、最新のリハビリ技術までを深く学びます。これにより、「なぜこの子はうまくいかないのか?」という根本原因を、科学的・論理的に見抜くアプローチ力を身につけます。
② 「子どもの心と生活のプロ」になる発育発達アプローチ
併行して「こども専攻」では、子どもの年齢に応じた心身の“正常な発育発達”という基礎を徹底的に学びます。生まれたばかりの赤赤ちゃんから乳幼児、学齢期に至るまで、子どもがどのように心と体を発達させていくのかという「標準的なステップ」を深く理解するからこそ、発達の遅れや偏りがある子の「今どの段階にいるのか」「次にどんな声かけをすれば笑顔でチャレンジできるのか」が明確にわかるようになります。
あなたは、「からだや脳の仕組みがわかる医療のプロ」でありながら、「子どもの心と生活に一番詳しい幼児教育・保育のプロ」にもなれるのです。
広がる活躍のフィールド
「作業療法士×こども専攻」の学びを修めた先には、病院にとどまらない多彩な活躍の場が広がっています。
(1) 児童発達支援・放課後等デイサービス
未就学児や小・中・高校生が通う施設で、一人ひとりの発達段階に合わせた生活支援や発達サポートを行います(今、全国で最も必要とされている分野です)。
(2) 保育所等訪問支援(学校や保育園のサポート役)
保育園や小学校に訪問し、集団生活で困っている子どもや受け入れる先生方をサポートします。医療と教育現場をつなぐ橋渡しとして頼りにされる仕事です。
(3)小児専門病院・発達外来クリニック
病院の小児リハビリテーション科などで、医師や看護師、言語聴覚士らとチームを組み、医療の最前線で子どもたちの治療とリハビリを支えます。
「できた!」の瞬間に立ち会える、かけがえのない喜び
最初は手先がうまく動かなくて泣いていた子が、あなたと一緒に楽しく遊ぶうちに、ある日自分の力で服のボタンを留められるようになる。
また、最初はバランスが取れず歩くことを怖がっていた子が、笑顔でブランコに乗り、自分の足であなたのもとへ駆け寄ってくる。
そして、「先生、できたよ!」とハイタッチをしてくれたとき、「先生のおかげで、この子が毎日楽しそうです」と保護者の方に感謝されたとき。
あなたはきっと、「この仕事を選んで、本当に本当によかった」と心から誇りに思えるはずです。
おわりに~あなたの「好き」を、一生の専門性に
「医療の仕事で誰かを支えたい」「子どもの成長に関わって笑顔を見たい」。どちらか一つに絞る必要はありません。「医療の知識を持った、子どもの一番の理解者」になる道が、ここにあります。
「医療×子ども」の楽しさと深さにワクワクしたなら、あなたの「好き」を一生の専門性に変える第一歩を、東京福祉専門学校の作業療法士科から踏み出してみませんか?