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コラム

介護の給料のナゾ2 介護福祉士はサラリーマンの平均年収より高い!?

介護福祉士はサラリーマンの平均年収より高い!?

 介護福祉士というと『低賃金』という言葉が真っ先に浮かぶ方も少なくないと思います。しかし実情はちょっと違うのです。

 今回は介護福祉士でも一般企業と変わらない収入を得ているというお話を実例を踏まえてご紹介します。

一般的なの平均年収はどのくらい?

 まず、介護福祉士とよく比較されるサラリーマンの年収はいくらくらいでしょうか?国税庁の調べでは平均414万円。一方介護福祉士はというと、平均約300万円。「100万円以上も安いじゃないか」と思うかもしれませんが、これはあくまでも介護職の給与であり、管理職(施設長・センター長・部長職)は含まれていない数字になります。介護職が低賃金に見えてしまうカラクリです。これについてはご存知の方も年々増えてきていますが、管理職にまでなってなくても、サラリーマンより高収入の介護福祉士がたくさんいるという事実を知っている人はそう多くありません。

収入を増やすための3つの選択肢

 仕事をしている中で「収入を増やしたい」と思った時に浮かぶ選択肢は大きく分けて『転職』『キャリアアップ』『継続』の3つです。この選択肢を選ぶ上でそれぞれ傾向・タイプがあります。

  • 転職=可能性を感じれば即行動の情熱家タイプ
  • キャリアアップ=できることを増やしたい努力家タイプ
  • 継続=コツコツ地道・実は野心家タイプ

踏み切る前によく考えて!

情熱家タイプはアンテナが高く、収入増の可能性がより高ければ他分野にも果敢にチャレンジしていく傾向があり、収入の面だけで言えば成功することが最も高いと思います。しかし転職にはリスクが付き物なのです。新たな分野で活躍するためには、新たな知識が必要となります。更に、自分よりも若い上司や若い同期などとの人間関係など、仕事内容以外にも気を遣うことが多々有ります。さらに恐いのは、設立後10年内に倒産する会社が90%以上という事実。

結局、介護業界へ出戻りするという人を今までも多く目にしてきました。

時間と引き換えに得るモノの大きさ

 キャリアアップは介護福祉士という国家資格をベースに、看護師やリハビリ系の専門職または社会福祉士やケアマネジャーなどの相談援助職の資格を取って、自分のできる範囲を広めながら収入を増やしていくタイプです。このタイプも意外と多いのです。しかしハードルが高いのが国家資格ですから、並の思いつきでは資格取得までたどり着けません。仕事をして収入を得ながら学校に通わねばなりませんので当然今までの収入や自分の時間は犠牲となります。ですから、それを乗り越えた先には、自己実現を果たして豊かな心で仕事ができる環境が待っていることでしょう。

志を胸に!石の上に何年も。

 コツコツと続けるためには原動力が必要です。「収入を増やすために」という野心ではまず無理。本当の原動力は「リーダーになったら職場を変えたい」というビジョンです。そう、野心とはビジョンのことなのです。ビジョンを持った人は日々の仕事に表れます。そういう人が上長の目に留まります。いざリーダーや主任・係長・課長などの役職に就いた時、温めていたビジョンを実現させるための動きをすれば、おのずと周囲からの期待や評価は高まります。

頑張っている人が正当に評価される介護福祉士だけの制度

 介護福祉士の処遇改善には国も本気で向き合ってくれています。代表的な制度が『処遇改善交付金』です。意味はそのまま、介護福祉士の処遇を改善するための国からの交付金です。施設によって給与への上乗せの仕方はそれぞれですが、先に述べたように周囲からの期待や評価が高い人へ、給与面で差をつけるという方針の施設だと年収500万円が可能になってきます。そのような施設がここ数年で増えてきているようです。

☆まとめ

 以上のように500万円の収入を得る方法は色々ありますが、やはり信念を持って永く続けていくことが、より現実的で一番堅実なルートであります。

昔から「やりがいがあれば・・・」とよく言われる介護職でしたが、今はやりがいと安定収入の両方をバランスよく手に入れる事が出来る時代です。

 そんな幸せな職業であることを実感しつつ日々のお仕事に邁進してください。

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この記事を書いた人

永野 慎一 先生

東京福祉専門学校 介護福祉士科を卒業後、社会福祉法人へ入職。介護職、介護主任に昇格後、相談員として従事。総合企画研修部委員を務めた後、教職の仕事に興味を持ち、東京福祉専門学校の教員となる。
座右の銘
継続は力なり

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