コラム

「だれかの支えになりたい!」を仕事にすることを再び目指す―心理の学びからの「精神保健福祉士一般養成科」入学のすすめ

小学校や中学校でスクールカウンセラーにお世話になった、友だちの相談にのることが好き、人のこころに興味を持った・・・そのような経験から「心理」に興味を持ち、だれかの支えになる仕事につく将来を描いて、大学で心理学を学んだ方もいると思います。

しかし、公認心理師や臨床心理士を目指す制度上の道のりの長さや、心理系大学院や就職の門戸の狭さ、学問としての基礎心理学の難しさに直面するなかで、心理専門職として仕事をする道を視野には入れなかった方も多いと思います。

一方、学生生活や社会人生活では、悩みを抱えることで本来の自分の力を発揮できないでいる方、精神的な疾患や障がいを抱えながらも自分らしい生活を手に入れるきっかけを必要としている方などに出会う機会も多いと思います。
特に身近な人であればあるほど、その方のこれからの生活を支えるためには、心理面のフォローだけではないサポートが必要なことも実感するかもしれません。

心理カウンセラーだけではない、「だれかの支えになる」専門職

悩みや困りごとのある方を支えている専門職は、心理カウンセラーだけではありません。
たとえば、一人ひとりに、医療福祉のさまざな制度や地域にあるサービスの活用をサポートしたり、生活するためのよりよい環境づくりを支えるなどの役割を担う専門職が、精神保健福祉士(メンタルヘルスソーシャルワーカー)です。

▼精神保健福祉士として活躍する卒業生をもっと見るにはこちらから

精神保健福祉士一般養成科は、大学卒などの方が、1年間で精神保健福祉士の資格を取得し、病院や福祉施設、行政機関等に就職することを実現するための学科です。
本校の精神保健福祉士一般養成科には、大学時代の心理実習で精神保健福祉士の方に出会ってその仕事に興味を持った方、大学の教授に勧められて精神保健福祉士を目指したなど方など、大学で心理を学んだ方が毎年入学しています。

ソーシャルワークと心理カウンセラーは、アプローチは異なりますが「だれかの支えになりたい」想いが根底として大切なことは変わりません。心理を学んだからこそ身につけた、さまざまな方を多角的に理解する姿勢を発揮し、精神保健福祉士を目指す方が一人でも増えることを、わたしたちは期待しています。

 

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