国家資格できました

公認心理師
になるには

支援が必要な方に
心理に関する相談や助言・援助を行う

  • 公認心理師について
  • 人の心を観察・分析し
    相談にのる
    仕事です。

    人間関係で悩んだとき、誰かに話を聞いてもらって、気持ちが楽になった経験はありませんか?
    心のケアの重要性が高まっている今、日本で初めて心理の国家資格「公認心理師」が出来ました。
    心理学に関する専門的な知識・技術を活かして、様々な人の心の健康を守り、笑顔にしていく仕事です。

公認心理師の仕事

心の健康を守り、増進するために、心理学に関する専門的な知識・技術を使って、支援が必要な方に心理に関する相談や助言、援助を行います。

医療・福祉・教育・司法・産業など、幅広い分野での活躍が期待されます。

こんな人が向いています!

チェック相手の立場に立って考えられる人

多様化する社会の中で人の考え方や価値観は様々で、日々それらは変化しています。誰一人同じ考えをしている人はいないのかもしれません。
悩んでいる方の相談に乗る際は、自分の価値観や経験則に沿って物事を決めつけてしまうと、的はずれな支援になってしまうことが多々あります。そのため、大切なことは相手の考え方や価値観に沿って、つまり相手の立場に立って物事を考えることが重要になってきます。
相手の話を最後まで聴き、わからなところは質問したりして理解しようとする姿勢がとても大切です。

チェック約束を守れる人

相談者はとてもプライベートな話をしてきます。例外はありますが、守秘義務を守ることは非常に重要です。また、言葉の約束や、決めた時間を守ることなどの、小さな積み重ねが相手との信頼関係につながってきます。

チェック自分の感情に気づける人

カウンセリングは相手の細かい感情に気がつくために、一歩引いた客観的な視点を持つことが大切です。そのためには、自分の感情をコントロールできていないと相手の細かい感情に気がつけません。
自分の感情のなかで、「こんな感情に流されやすい」、「この手の話は苦手だ」、「こういう相談者には感情移入しやすい」など、自分の感情の流れを知り、安定することができるようコントロールするか、それが難しい場合は、同僚のカウンセラーに引き継ぐかをしなければなりません。そのため、相手を知るためには自分自身を知ることから始めないといけません。

公認心理師になるには

「大学院への進学」と「実務経験を積む」2つのルートがあります

高卒で福祉現場での実務経験がない方が公認心理師になるには2つのルートがあります。4年制大学または4年制専門学校で勉強した後、【A. 大学院へ進学する】もしくは【B. 福祉・医療機関などで実務経験を積む】ことで受験資格が得られます。その上で、「公認心理師国家試験」に合格することが必要です。

公認心理師になるには

公認心理師として働く

主な就職先

  • 病院
  • 診療所
  • 保健所
  • 障害者支援施設
  • 介護老人福祉施設
  • 児童養護施設
  • 社会福祉協議会
  • 小中高校
  • 教育委員会
  • 少年鑑別所
  • 刑務所
  • 保護観察所
  • 企業内健康管理センター
  • 障害者職業センター など

心理の仕事の魅力とは
~先生インタビュー~

相談される方の想いを裏切らないよう相談を受ける技術は常に学び続けたい

  • 先生1
  • 臨床心理士 産業カウンセラー
    学校付属施設 
    “地域活動・相談支援センターかさい”
    カウンセラー

    平上 恭弘 先生

  • 心理職として、どんな仕事をしていましたか?

    精神科病院にて精神障害を抱えた方に対し、心理検査をメインに行っていました。心理検査や知能検査などを通して、治療前と後とでどの程度回復しているのかを調べ、患者さんにフィードバックすることです。病院のデイケアで精神障害者の方々の日中活動を充実してもらうために、相談を受けたり、プログラムの運営も担当していました。

  • 仕事の面白さややりがい、今後力を入れたいことはどんなことですか?

    相談者の辛い話や悩み苦しむ様子も一緒に体験しますが、それと同様に本人に気づきや発見があり、勇気を持って一歩踏み出す瞬間を側で体験することができることです。相談をしに来る方はいろんな方に相談した結果、私のところに辿り着き、なんとかしたいと藁にもすがる想いを抱えて来ています。その為、その想いを裏切らないよう相談を受ける技術は常に学び続けたいと思います。

心理の資格と福祉の資格、両方の力を活かしてトータルにその方をサポートしていきたい

  • 先生2
  • 臨床心理士・精神保健福祉士
    東京福祉専門学校 教員 
    学生相談室 カウンセラー

    山岸 有里 先生

  • 心理職として、どんな仕事をしていましたか?

    教育委員会から依頼を受け、公立小学校でスクールカウンセラーとして様々な相談を受けていました。主な仕事としては学校の相談室で不登校児童のカウンセリングをしたり、先生からの相談で発達障害を抱える児童への対応について一緒に考えたりすることです。問題を抱える児童やクラスの対応に関する職員会議に出席し、対応策を伝えることもしていました。

  • 仕事の面白さややりがい、今後力を入れたいことはどんなことですか?

    1対1の会話から、心が元気になっていく過程を一緒に経験できることや心理査定や、行動観察というアプローチから、目に見えない現実を推測することが出来ることが、この仕事の醍醐味だと思います。近年、発達障害という分野の人が困っているケースが多く、まだより良い支援が確立していないので、そこへのアプローチに力を入れていきたいと思っています。心理の資格と福祉の資格、両方の力を活かして、様々な機関・人の力をつなぎ、トータルにその方をサポートしていきたいです。

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