作業療法士に
なるには

障がいのある人のリハビリを支える

作業療法士について
もくじ

作業療法士はこんな仕事

リハビリテーションの分野における専門職で医療系国家資格の1つです。
年齢に関係なく、病気やけが、生まれながらに障害がある人などに対して、その人が自分らしく生き生きとした生活を送ることができるように作業活動を通して、心と身体を支えていきます

主な仕事内容

  • からだの障害のリハビリテーション

    からだの障害の
    リハビリテーション

    病気や怪我の直後から作業療法を開始します。病気や怪我の状態が安定したら、より具体的なイメージして、機能や能力の改善を図ります。最終的には住み慣れた場所で、生きがいを持ち、豊かに生きるための生活の実現を図ります。

  • こころの障害のリハビリテーション

    こころの障害の
    リハビリテーション

    精神障害の場合は入院中の回復に向けた作業療法に加え、ご自宅へ訪問して作業療法を行なったり、働くための就労支援を行います。障害と向き合いながら、自分に合った生活を組み立てることを目指します。

  • こどものリハビリテーション

    こどものリハビリテーション

    学校には学習のしにくさを抱えている子ども達と、どう支援すべきか悩んでいる先生がいます。どうすれば、こども達が環境に適応できるのかを考え、社会で生きる術が持てるよう、支援していきます。

  • 高齢者のリハビリテーション

    高齢者のリハビリテーション

    高齢になると認知症や脳卒中などの疾患により、運動機能や認知機能などの障害や社会参加に支障を抱えることがあります。作業療法士はその方が長年築いてきた考え方を大切にし、その人らしい生活が送れるように、サポートします。

作業療法士になるには?

必要な資格:作業療法士 [国家資格]

解剖学、生理学、リハビリテーション医学、臨床心理学といった専門知識や、作業療法のスキルを身に付け、国家試験に合格して作業療法士の資格を取得することが必須です。作業療法士の国家試験を受験するためには、文部科学大臣指定の学校、または厚生労働大臣指定の作業療法士養成校で、3年以上の課程を修了する必要があります。養成機関は専門学校(3・4年制)、4年制大学、3年制短大などがあります。

作業療法士になるには

作業療法士のやりがいは?

作業療法士のやりがいは?

給与などの待遇や
働き方は?

作業療法士の就職先は、病院をはじめ、地域の介護施設、福祉施設、あるいは教育の現場と多岐にわたります。夜勤もなく、仕事とプライベートの両立ができ、全国に就職先があるから、今後のライフプランに合わせて働き続けることが出来ます。

  • 平均給与

    平均年収418万9,400円

    (2020年、10人以上の組織)

    厚生労働省
    「令和2年賃金構造基本統計調査」より

  • 働き方

    作業療法士の活躍の場は医療機関だけでなく、介護事業所、児童福祉施設、自治体の保健センターなど、求められる場所が増えてきました。地域で暮らし続けることを支援できる作業療法士は今後も活躍の場が広がっていきます。また、「体力的に厳しい」「人数の多い職場で人間関係に悩みたくない」といった理由があっても、パートや小規模事業所での勤務など、多様な就労環境の中から自分に合った職場を選択できます。

コラム作業療法士と理学療法士の給料の違い コラムこれからの作業療法士 ~作業療法士の将来性~

活躍の場所や将来性は?

活躍の場所は?

  • 医療機関
    病院など
  • 障害分野
    障害者施設、就労支援事業施設など
  • 児童分野
    児童福祉施設など
  • 高齢者分野
    介護老人保健施設など

将来性は?

作業療法は身体だけでなく、心にも働きかけ、その人自身の生活を変える力を持っています。その人の生活背景を考えて、生活動作だけではなく、心の充実にもつながる仕事や余暇のことまで、総合的にみることのできる作業療法士は、無限に可能性のある仕事です。また、超高齢化社会を迎える日本では、地域で暮らし続けたい高齢者のサポートにおいて、生活そのものを整えていく作業療法士の力が求められています。このような社会の流れから、今後は医療福祉機関だけではなく、地域での活躍が期待されており、ますます作業療法士の需要が高まる見込みです。

卒業生の声

患者様の人生の一部に携わらせていただく、
責任感や緊張感もある仕事

  • 先生2
  • 作業療法士

    IMSグループ医療法人財団明理会 新越谷病院 勤務
    (作業療法士科 2016年卒業)
    K さん

病気や怪我で入院してしまった方の人生の一部に携わらせて頂く仕事なので、とてもやりがいがある反面、責任感や緊張感がある仕事だと日々感じています。訪問リハビリに行った際や診察で会った際などに今でも「先生にリハビリしてもらえて良かったです!」という言葉をかけて頂けます。自宅退院し、自宅で生活が出来ていること、今でも元気に趣味活動が行えたことを知ることができた時はとてもやりがいを感じられました。

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