精神保健福祉士に
なるには

心の悩みや生きづらさを抱える方々を
専門的知識をもってサポートする

精神保健福祉士について
もくじ

精神保健福祉士はこんな仕事

精神障害者やその家族の抱える悩みや課題に対して相談に乗り、助言をしたり、適切な指導をしたり、他職種と連携しながら環境を整えたりします。働く場によって業務内容は多岐にわたります。

主な仕事内容

  • 心の病や悩みを抱えた人の生活をサポートする

    心の病や悩みを抱えた
    人の生活をサポートする

    精神障害者の障害特性に応じて、周囲の環境を踏まえて課題を明らかにし、その課題に応じて情報提供や助言、精神障害者を支援する制度などの社会資源につなげながら、自立を目指してサポートしていきます。

  • 声なき声を聴くスペシャリスト

    声なき声を聴く
    スペシャリスト

    医療機関や福祉施設において、利用されている方の声は大切にしなければいけません。複雑な制度や法律だからこそ、当事者の方々の意見は埋没されてしまう可能性があります。一人ひとりの声に耳を傾け聴き、想いを受け止め、共に感じることが求められます。

精神保健福祉士になるには?

必要な資格:精神保健福祉士 [国家資格]

「精神保健福祉士の資格を得るためには、「精神保健福祉士国家試験」に合格する必要があります。国家試験の受験資格を得るには、4年制専門学校や大学等で指定科目を履修する、3年制専門学校や短大等で指定科目を履修して実務1~2年を経験する、一般養成施設を経るという3つのルートが一般的です。

精神保健福祉士になるには

精神保健福祉士のやりがいは?

精神保健福祉士のやりがいは?

給与などの待遇や
働き方は?

働く場や役職によりばらつきはありますが、大卒新卒で約20万円程度です。ボーナスや資格手当なども充実しているところが多く、キャリアを積んでいくことでお給料が上がっていきます。また非常勤の求人も多いので、出産、育児などのライフプランに合わせて柔軟に勤務形態を選べるのも魅力のひとつです。

  • 平均給与

    平均年収404万円

    社会福祉士・介護福祉士・
    精神保健福祉士就労状況調査
    (令和2年度)結果報告書

  • 働き方

    働き方は勤務先によって異なります。行政の職員として働く場合は基本的に土日が休みとなります。しかし、民間の施設で働く場合は土日出勤で平日が休みになる場合もあります。特に入所施設などの24時間稼働している施設では、シフト制が敷かれ、夜勤の場合もあります。

活躍の場所や将来性は?

活躍の場所は?

  • 医療機関
    精神科病院、精神科クリニックなど

    精神科病院、精神科診療所、医療機関併設のデイケアなどの医療機関で、他職種と連携しながら医療と地域生活の橋渡し的な役割を担います。治療を担うのではなく、常に権利擁護の視点を持ちながら、精神障害者の生活を支援していきます。

  • 障害分野
    障害者地域生活支援事業など

    精神障害者の日常生活訓練を行ったり、就労相談に乗ったり、就労前トレーニングを行ったり、精神障害者をサポートする様々な事業所があります。精神保健福祉士は専門的知識や技術を用いて、障害者の生活を側面から支える役割を担います。

  • 教育機関
    小学校、中学校など

    いじめや不登校、発達障害など教育分野でも様々な課題が増えてきています。そんな中、精神保健福祉士は専門職として、児童、生徒の問題に対し、保護者や教員と協力しながら問題解決を図ります。

  • 行政
    都道府県および市区町村の
    精神保健福祉センター、保健所など

    市区町村の精神保健福祉センター、ハローワーク、社会福祉協議会の職員として働きます。行政職として、各種支援事業の手続き業務や、地域課題を解決するための計画立案、関係機関とのネットワークづくりなどを行います。

  • 産業分野
    一般企業など

将来性は?

「司法」や「社会問題」の領域においても司法ソーシャルワーカーや、企業などで活躍する産業ソーシャルワーカーの需要も高まっています。また、不登校や引きこもりの人たちの居場所になるような施設の施設長として活躍することもできます。

卒業生の声

様々な患者さんと関わることが自身の財産になる

  • 先生2
  • 精神保健福祉士

    袖ヶ浦さつき病院 勤務
    (社会福祉科 2011年卒業)
    N さん

精神科病棟の精神科ソーシャルワーカー(相談員)として働いています。様々な患者さんと出会うことで、それぞれの人生に関わることにやりがいを感じます。退院を控えた患者さんと、患者さんのご自宅へ行き、一緒に掃除をしたこともあります。その方の自宅に行くと普段の生活が見えて、支援の幅が広がると思います。 色々なケースを担当できることは、自身の財産になると思っています。

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