
介護福祉士は介護を必要としている高齢者や障がい者・児に対して「その人らしい自立した生活」が送れるように毎日の生活を支援していく仕事です。利用者を中心に利用者の家族の想いにも耳を傾け、利用者一人ひとりが「その人らしい自立した生活」が実現できるよう、生活と心を支えていきます。
主な仕事内容
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想いに寄り添う
介護を必要としている人(利用者)に対し、介護福祉士は利用者が「その人らしい自立した生活」が実現できるよう生活に寄り添います。利用者の意思や力で生活ができるように支援をしていくことが大切です。
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利用者一人ひとりの
生活を創る介護は生活に寄り添う仕事のため、利用者の生活習慣やライフスタイルに合わせた介護を提供します。そのため、利用者一人ひとりのことを共感し理解することが大切です。「おはよう」から「おやすみ」まで、毎日の生活を利用者と一緒に創る仕事です。
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利用者の家族も支える
介護福祉士は利用者本人だけでなく、ご家族のケアも行います。ご家族の中には悩みや葛藤を抱えながら介護をされている方もいらっしゃいます。そういったご家族の声に寄り添い多職種と連携し、支えていくことも求められます。
必要な資格:介護福祉士 [国家資格]
介護福祉士になるには、大きく分けて2つのルートがあります。
・介護福祉士養成施設を卒業し、国家試験に合格する
・実務経験を3年以上、実務者研修を受けて国家試験に合格する


介護福祉士と言うと、高齢者介護のイメージが強いと思います。病院、在宅介護や施設介護、入所系や通所系といった違いはあれど、高齢者施設が大半を占めています。一方で数は多くないですが、障がい者・児施設も仕事を選ぶ上で選択肢に入ります。待遇面も勤務地や事業規模によりますが、任給でも年収400~500万円を臨むことの出来る業界であることを知ってほしいです。また福利厚生に関しても充実を図っている法人があり、例えば医療費の実質無償化や人間ドック受診を無料で行っています。
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平均給与
全国平均年収394万円
社会福祉士・介護福祉士・
精神保健福祉士就労状況調査
(令和2年度)結果報告書 -
働き方
自身のライフスタイルに合った働き方が出来るのが介護福祉士の仕事の特徴です。デイサービス等の通所型の施設であれば日勤帯での勤務、入所型の施設であれば日勤・夜勤などがある勤務形態となります。例えば、夜勤の際は日中の時間を趣味や家族との時間に充てるなど、あなたの好きなように時間を使えるのも魅力です。働き方や働く場所をあなたのライフスタイルに合わせて選べる仕事です。
活躍の場所は?
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特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、障害者施設、有料法人ホーム、
サービス付き高齢者施設、福祉用具販売店など -
将来性は?
高齢者の割合が今後、更に増えていく中で介護福祉士は社会から一層求められる仕事になります。介護福祉士は介護を必要とする高齢者だけでなく障害をお持ちの方も対象のため、活躍できる場所は数多くあります。介護福祉士をベースに、専門性を高めたい方は認定介護福祉士を取得、または早く社会貢献したい方は起業して社長になるのも夢ではありません。
利用者さんに感謝していただける時が、
この方の生活を支えることができて良かったと思える瞬間
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介護福祉士
社会福祉法人賛育会 東京清風園 勤務
(介護福祉士科 2022年卒業)
M さん
今は介護員として働いています。 業務内容は主に食事介助、排泄介助、臥床離床介助、入浴介助など皆さんがイメージする"介護"そのものです。その中でも私は利用者さんとの関わりやコミュニケーションを大切にしているので、余暇時間の際に話しかけに行ったり、会話が困難な利用者さんには側に寄り添うなどそういった時間が私にとっての今できる精一杯の仕事であり、自分なりの"介護"だと思っています。 利用者さんに感謝していただける時が「働いていてこの方の生活を支えることができて良かったなぁ」と思います。
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